お菓子や甘い物を食べると身長が伸びなくなる?その理由とは

お菓子や甘い物をたくさん食べると身長が伸びなくなるという事がよく言われます。この記事ではその理由について考えてみたいと思います。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

お菓子

胃の容量には限りがある

これはお菓子類に限った事ではないのですが、加工食品には大抵の場合、その品質を維持するため、食品添加物が使われています。食品添加物にはミネラルの一種である「リン」が使われている事があり、このリンはカルシウムと強く結合する性質を持っています。このためお菓子を大量に食べると、リンの過剰摂取に繋がり、カルシウムの吸収が悪くなってしまう事があります。せっかくカルシウムを摂取しているのに、それでは無駄が大きいです。身長の伸びにも良くないかも知れません。

一方、リン自体は骨に使われているミネラルで、本来はカルシウムと共に骨の強度を高める役割を持っています。つまりお菓子を食べる事で起こる問題は、リンそのものにあるのではなく、実際には「胃の容量には限りがあるため、お菓子を食べる事で、他の食品を食べる量が減ってしまう」事にあると思われます。特に元々食の細い子どもの場合、それによってカルシウムなど身長を伸ばすために必要な栄養素が不足する可能性がある訳です。そちらの方が問題です

またリンは加工食品に限らず、また動物性・植物性に限らず、広く一般的に含まれているミネラルです。リンの過剰摂取を避ける場合、全ての料理を食材から作る「手料理」をする必要がありますが、それでも完全に避ける事はできません。更にそうして手料理に拘る事では、運動量が多い人では逆にリンが不足したり、食習慣に自由が減ってメニューの幅が狭まり、それがストレスに繋がる場合もあります。栄養バランスや栄養の絶対量が十分にあるならば、時には楽をしても良いと思います。必ずしも「手料理=身長が伸びる」という訳ではありません。


糖質は運動中や運動後に摂取するようにしよう

糖は短期的なエネルギーとしては優秀ですが、余った場合、血液中を長時間漂い、細い血管をつまらせたり、血管の壁を傷つけたり、余計な脂肪の蓄積に繋がったり、あるいは臓器の機能を低下させたり、食後に眠くなって身体活動レベルが低下するなどの症状が起こります。その積み重ねが身長の伸びに悪影響する可能性もゼロではありません。

一方、最近では「糖質制限ダイエット」が有名で、糖に対して悪いイメージを持っている人が多く、糖の摂取量自体が少なくなっています。糖自体は三大栄養素及び五大栄養素の一つであり、人体にとってなくてはならない必須の栄養素です。特に糖の摂取量が減り、食事全体の摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが崩れ、消費の方が上回った状態が長く続くと、いわゆる「省エネ状態」となり、エネルギーを節約しようとします。それにより今を生きる事を優先させるため、身長を伸ばすどころではなくなってしまいます(エネルギー不足によって、蛋白質の合成に関わる酵素の活性が弱まると言われている=体を大きくできない)。

よって糖はむしろ意識的な摂取が重要です。特にエネルギー切れを防ぐ糖の摂取タイミングとしては、エネルギーを消費している最中、あるいはエネルギーを消費した後がオススメです。すなわち「運動中」や「運動後」ですね。運動中の場合、いわゆる「カーボドリンク」を利用し、運動中に起こるエネルギー切れを防ぐと良いでしょう(ただし運動中の血糖値の上下動を招くため大量摂取は避ける)。また運動後の場合、運動後にちょうど昼食や夕食が取れるように時間を調節しましょう(運動直後は胃腸への血流が少ないため避ける。30分程度は空けよう)。それか食事までの時間が空くなら、胃の容量を取られない程度に少量の糖(+プロテイン等)を補給すると良いでしょう。

ちなみに糖はよく噛んで食べる事で吸収が良くなります。よく噛んで食べていないからこそ、糖が上手く吸収できておらず、お菓子を求めてしまうという見方もできると思います。小さい頃からよく噛んで食べる習慣をつけましょう。


摂取する糖の種類を考えよう

糖には様々な種類があります。例えば我々が口にする米に含まれているのはデンプンで、これにはブドウ糖がたくさん連なっています。つまりブドウ糖を単体で摂取する場合、デンプンを摂取する場合よりも大量の糖を摂取しなければなりません。当然お菓子の場合、かなりの量を食べなければならず、前述した胃の容量の問題や栄養バランスの問題が大きくなります。普段の食事で口にする糖は、なるべくデンプンの含まれている食べ物が良いでしょう。芋、穀類、一部の野菜類(カボチャなど)が代表的です。

一方、お菓子類や果物類にはブドウ糖やショ糖(砂糖の主成分)よりも甘味の強い「果糖」という糖が多く含まれています。この果糖はエネルギーとしては優秀ですが、過剰摂取によって脂肪酸の合成を促したり、蛋白質を劣化させる糖化を起こすと言われています。またブドウ糖やデンプンは吸収される際にインスリンを分泌しますが、このインスリンは蛋白質の代謝を促す役割も持っています。果糖はインスリンを介さずに吸収されるため、あまりメリットがありません。その意味でもやはりデンプンが良いでしょう(果物はビタミンCの摂取源としては重要)。

尚、そのようにインスリンには蛋白質の代謝を促す作用があります。よってデンプンは必ず蛋白質と一緒に摂取しましょう。すなわち米や芋は肉、魚、卵、乳、大豆などと一緒に食べるべきです。また前述のように運動中や運動後に、普段の食事とは別に少量の糖を摂取する場合も、各種アミノ酸やプロテインなどと一緒に利用しましょう。「米だけを食べても体は大きくならない」という事は、強く認識しておくべきです。


お菓子類は意外と脂肪が多い

脂肪は糖や蛋白質と比べて倍以上のエネルギーがあります。そのため「摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを整える」という目的であれば、実は脂肪が豊富に含まれている食品というのは有用なエネルギー源になります。特に運動量が多い場合、人によっては脂肪を意識的に摂取しなければならない場合もあります(前述のようにエネルギー不足は身長の伸びに良くない)。その意味では脂肪の含まれるお菓子を食べる意味も出てきます。必ずしも「脂肪=悪」ではないという事です。大人と同じ感覚で考えてはいけません。

一方、脂肪には様々な種類があって、その中には「過剰摂取によって悪さをする脂肪」もあります。特に「脂肪が豊富に含まれている食品」に多く含まれているのは、この過剰摂取によって悪さをする脂肪であり、お菓子類にはそのような脂肪が含まれているものがあるのです。意外ですが、例えば牛乳、チーズ、卵に含まれているのはこっちであり、それを原材料にするお菓子は多いです。見た目ではわからないため、これに関しては注意しなければなりません。

ただし脂肪の中には「人体にとって必須の脂肪」もあり、これは「必須脂肪酸」と呼ばれます。単に脂肪が豊富に含まれている食品だけでは、必須脂肪酸は摂取できないため、これに関しては意識的な摂取が必要になります。尚、それを意識的に摂取した上で、そうしてお菓子を食べてしまうと、人によってはカロリーオーバーとなり、新たな脂肪の蓄積に繋がる場合もあります。自分の消費エネルギーがどの程度あり、どの程度の脂肪を摂取すればそれを満たす事ができるか、それを見極める事ができるなら、その分のお菓子を食べても良いと思います。


お菓子類は意外と塩分も多い

塩(塩化ナトリウム)及びそれに含まれているナトリウムは、人体にとって必須となるミネラルであり、細胞内外の水分量を調節する役割があります。ただ、見た目では分からない事が多いのですが、甘い物でも味付けに塩分が使われているものも多いです(甘味が塩味で強調される・・・)。そのため食べる量によっては、普段の食事と合わせる事で、気づかぬ内に塩分過多になってしまう可能性があります。特にナトリウムの過剰摂取では浮腫、高血圧、臓器の機能低下などの原因になる事で知られています。子どもでも例外ではありません。

一方、ナトリウムは実は微量ながら骨にも使われているため、不足すると骨が脆くなります。まぁ現代人では稀なのですが、最近では「塩=悪い」という考え方を持った大人も多いです。子どもの運動量が多い場合、塩の制限が逆に身長の伸びに良くない可能性があります。過度な制限はせずに、摂取量を管理する事が重要になるでしょう。


果物は水分量が多い事に注意する

甘い物と言えば果物もそうです。果物は抗酸化やコラーゲンの合成に関わるビタミンCが豊富で、その摂取源としては非常に有用です。しかし水分量が多いため、そればかりをたくさん食べると、それに胃の容量を取られ、他の食べ物が疎かになってしまう可能性があります。またビタミンCは水溶性ビタミンのため、大量の水分を一緒に摂ると、すぐに排出されてしまいます。更に果物はビタミンC以外の栄養価があまり良くありません。

そのため果物はあくまで「アクセント」として考えましょう。健康に良い事に違いありませんが、果物以外でもビタミンCは摂取できますし、何ならサプリメントで摂取は可能です。優先順位的には前述したエネルギーはもちろん、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンK、各種ミネラルの方が上です。


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