母乳→離乳食→幼児食→通常の食事までのスムーズな移行

この記事では生まれた後すぐに行う食習慣、特に母乳から離乳食への移行、離乳食中に食べる事ができるもの、離乳食から幼児食への移行、通常の食事への移行における注意点などを簡単にまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

★当記事の目次

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母乳から離乳食へのスムーズな移行

生まれて間もない頃は母乳を飲んで育ちます。そのためこの間の母親の体調が非常に重要です。規則正しい生活をしましょう(過去記事参照の事)。また母乳を飲んでしばらく経つと離乳食を食べる事になります。この「母乳から離乳食への移行」はできるだけスムーズである必要がありますが、早すぎても遅すぎてもいけません。早すぎると消化不良やアレルギー、遅すぎても知能や口・舌・顎・胃腸などの発育が遅れます。

尚、最近では母乳の成分にできるだけ近づけた「液体ミルク」が売られています(粉ミルクと栄養価は同等)。母乳と全く同じ成分という事ではありませんが、研究・開発によってできるだけ母乳に近い成分になっており、「必ずしも母乳でなければならない」「液体ミルクは悪いもの」という事はありません。何らかの理由で母乳があげられなくても、決して落ち込む必要はありません。無理をせず利用すると良いでしょう。


母乳から離乳食への移行の目安は「生後5〜6ヶ月から」と言われています。ただ、いきなり母乳をやめてしまう訳ではありません。そこから更に半年〜1年をかけ、すなわち生後半年〜1年半までは母乳と離乳食を並行し、後期に向けて、少しずつ母乳の割合を減らしていきます。

特に「離乳食は○ヶ月後」「母乳は○ヶ月まで」と決めてしまうのではなく、子どもの成長によって調節すべきです。サインとなるのは、例えば「首がすわる」「寝返りが打てる」「自分で座れる」「食べ物など特定の物に好奇心旺盛になっている」などが挙げられます。成長が早いなら5ヶ月よりも前に離乳食を開始しても良いでしょう。離乳食への移行時期が早くなれば、自動的に通常の食事をする時期も早める事ができ、より早い時期に栄養状態を良くする事ができます。ただし焦って移行を早くしすぎると消化不良やアレルギーなどの原因になります。見極めが重要です。

その意味では、離乳食への移行がスムーズにできるよう、普段から寝返りの練習をさせたり、背中を立てて背骨の上に頭を乗せる練習をしたり、子どもの目の前に何か物を見せたり触れさせたりして興味をもたせる、口・舌・顎の動きを真似させる、あるいは環境の変化に慣れさせ免疫力をつけておく(あまりに環境の変化が大きすぎるのはNG、少しずつ)と良いでしょう。ただしそれに関しても少しずつ。



離乳食中に食べて良いものとは?幼児食への移行は?

離乳食は最初は水分の多いものから始めます。例えば固形物の少ない薄いコーンスープなどを飲み込む練習をさせましょう。またそれに慣れたら、サツマイモやジャガイモ(ジャガイモは表面を除去)などを磨り潰し茹でて柔らかくしたものを使い、舌など口の中で食べ物を潰す練習をさせ、そしてお粥などで、歯茎で食べ物を噛む練習をさせます。そうして少しずつ固形物を増やしていき、そこまで行ったら、バナナのような柔らかい(最初は崩す)もので慣れさせ、徐々にそぼろのような柔らかい肉などにも挑戦します。歯が生え揃うまではそうして口の中で食べ物を潰し、少しずつ噛む練習をさせる必要があります。もちろん食器の使い方も勉強していきます。

前述のように離乳食への移行がだいたい5〜6ヶ月ぐらいで、そこから更に半年〜1年かけ、そのように少しずつ離乳食をステップアップさせていきましょう。すなわち生後1年〜1年半ぐらいには、母乳が減り、最終的には乳離れができます。ただ、離乳食のステップアップ及び乳離れをするスピードも、やはり子どもの成長によって大きく変わります。乳離れは早い方が口・舌・顎の発達が良くなりますが、中々できなくても決して焦る必要はありません。


ちなみに離乳食中では、例え乳離れ間近な後期であっても、避けた方が良い食べ物がたくさんあります。代表的なのがハチミツと刺し身です。理由は言わずもがな、食中毒や感染症のリスクがあるからです。糖、脂肪、塩分が多いものもできるだけ避けます。特に離乳食中は例え後期でもまだ運動量が少ないので、これらの食品を大量に食べる事では肥満などになってしまいます。その他、イカタコ・甲殻類・貝類・魚卵、一部の野菜・果物(トマト、キウイ、メロン、グレープフルーツ、桃、パイナップル他)、ナッツ類なども、例え後期であってもできるだけ避けます。これらはアレルギーの原因になりやすいからです。

また穀類、芋類、野菜、海藻(塩分には注意)、キノコ等の中でも、特に繊維質が多いものは消化不良を起こす事があります。食物繊維と聞くと健康に良いイメージが強いですが、離乳食の初期は避けましょう。一方、中期であれば細かく刻み茹でて柔らかくすれば食べる事ができます。中期〜後期ではミネラル豊富なシラスのような小魚類(塩分には注意)も良いでしょう。中にはホウレン草や里芋などのようにアク抜きが必要なものもあり、そのような食品は心配なら中期から。またゴボウやレンコンは柔らかくしても繊維質がかなり多いので、早くても後期の方が良いかもしれません。

米(玄米は栄養価は高いが消化しづらいので、初期は避けた方が良い)、小松菜、ニンジン、トウモロコシ、カボチャ、サツマイモ、ピーマンなどは、初期でも細かく刻み茹でて柔らかくすれば大丈夫です。特に小松菜とニンジンは栄養価が高くオススメ、ピーマンは中期〜後期、特に赤・黄ピーマンは栄養価が高いのでこれもオススメです。ただ、ジャガイモ(表面除去)、カボチャ、サツマイモ、トウモロコシなどのように糖分が多いものもあるので、食べすぎには注意しましょう。山芋はアレルギーの心配があるので早くて後期に少量から、心配なら食べなくても良いでしょう。リンゴ、ナシ、イチゴなどはいずれも加熱して柔らかくすれば初期でも食べる事ができます。ミカンやブドウも皮を取って刻んで加熱すれば初期でもOK。尚、果物はそのままだと喉につまらせるので絶対禁止、そうして必ず刻んで加熱します。

一方、蛋白質が豊富な食品に関しては、離乳食への移行初期でなければ、柔らかくすれば食べる事ができます。ただし魚は塩分が多く、アレルギーの原因になる事もあります。魚は早くて中期〜後期で良いでしょう。初期で食べる事のできる魚は磨り潰した白身魚だけが無難です。また肉も脂肪が多いのは後期でも無理です。ササミなら脂肪が少ないので初期でも柔らかくして食べる事ができますが、ビタミン・ミネラルの栄養価は微妙です。他の食品を上手く組み合わせ、工夫しましょう。

この他、大豆は蛋白質・ビタミン・ミネラルがいずれも豊富です。茹でて柔らかくすれば初期でも食べる事ができるでしょう。ただし納豆は早くて中期、必ず加熱します。またキナコはむせる上、脂肪分が多いので食事が上達する後期以降で良いでしょう。豆腐は初期でも大丈夫ですので、必ず加熱して柔らかく。ただ豆腐は意外と栄養価が高くないです。ちなみに大豆以外のマメ科も良いと思いますが、繊維質が多いので心配なら中期以降、与える際はやはり加熱し茹でて柔らかくしましょう。



離乳食・幼児食が終わったら・・・?

幼児食が終わっても、まだまだ大人と同じ食事はできません。2〜3歳頃、すなわち離乳食が終わった頃、幼稚園に通う前の年齢では「幼児食」に移行します。これも前述と共通していますが、脂肪や塩分が多い食品は避けましょう。またアレルギーの原因になりやすいイカタコ・甲殻類・貝類・魚卵、酵素系の野菜・果物、ナッツ類も、例え食べたとしても少量にします。不安なら食べなくても良いでしょう。

また幼児食を行う2〜3歳までの間、乳歯が生え揃います。遅くても4歳までには歯が生え揃い、大抵の食べ物を噛む事ができるようになっているはずです。そのため注意すべき食品以外では、食べる事のできる食品の種類がかなり増えているので、ここからは栄養バランスを重視します。各種ビタミンや各種ミネラルを豊富に含む食品に慣れさせましょう。特に離乳食での摂取が難しかったミネラルを重視し、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄を摂取できるよう工夫します。もちろん成長に応じた糖と蛋白質の摂取も重要です。脂肪に関しては、低脂肪を徹底する必要はありませんが、必須脂肪酸は重視しましょう。それを4〜5歳ぐらい、すなわち幼稚園〜小学校入学前までの期間続けましょう。ただし量や種類は少しずつ増やします。いきなり増やすべきではありません。

そして小学校入学、及び小学校で食べる給食に向け、徐々に大人の食事に移行していきます。栄養バランスを考えるのはもちろんの事、やはり少しずつ量と種類を増やし、徐々に移行させましょう。この頃になってくると以前よりも好き嫌いが明確になってくると思います。最初は少量で慣れさせ、料理を工夫したりしながら、少しずつ増やしましょう。体に必要なものと理解させたり、食べる事ができたら褒めたりなど、決して無理やり食べさせる必要はありません。食べる事ができるまでは他の食品で代用する事も重要です。粘り強く。

尚、「大人と一緒の食事」とは言っても、目指すべきところは激辛料理などの刺激物ではありません。当然野菜だらけのダイエット食(低脂肪徹底、糖質制限、動物性の食品制限など。極端な考え方はダメ)でもありません。また揚げ物盛りだくさんの食事でもありません。好物だけの食事でもありません。できるだけ栄養バランスを確保しながら、少しずつ量を増やしていく事が重要です。大人と同じ理屈で考えるのではなく、子どもにとって何が必要か、常に子ども目線で食事を考えましょう。必要な各栄養素及び食品については過去の記事を参照の事。

ちなみに「指しゃぶり」は3歳まで、すなわち幼児食から通常の食事へ移行する4歳までには止めさせる必要があります。これは口の周り、舌、顎、歯の発達に大きく関係しており、母乳を止めた後はできるだけ早く直しましょう。またその意味では母乳から離乳食への移行もできるだけスムーズである必要があります。



幼少期における皮膚疾患の治療はできるだけ早期に

皮膚疾患は皮膚のバリア機能を大きく低下させます。それにより皮膚からの異物の侵入頻度が増え、自分の身を守るための抗体が必要以上に作られてしまいます。これは皮膚の乾燥でも同じです。乾燥する事でもやはり皮膚のバリア機能が低下します。それによって将来の食物アレルギーのリスクを高めると言われています。栄養価の高い食品に対する食物アレルギーになると、栄養状態において大きなハンデになり、身長の伸びにも悪影響を及ぼす事があります。皮膚疾患及び乾燥はできるだけ早期に治療し、悪化しないよう、長引かせないように注意しましょう。

その意味では顔・体・髪の毛の洗い方、保湿、手洗い・うがい、よく噛んで食べる事、規則正しい睡眠習慣(明るくなったら起き、暗くなったら寝る、十分な睡眠、平日休日問わず同じ時間に寝起きする、睡眠環境を整えるなど)、腸内環境を改善する事(食物繊維、乳酸菌、ストレス管理、運動、睡眠、太陽の光を浴びる。食習慣だけでは改善できないので注意)なども重要になります。それぞれについては過去の記事をご覧下さい。



発育を促す睡眠習慣

母乳→離乳食→幼児食→通常の食事と移行する間は、首のすわり→ハイハイ→ひとり座り→掴まり歩き→自力歩行・・・というように、運動習慣も大きく変わっていきます。特に自力歩行ができるようになると運動量が格段に増え、それによって食事の量も増え、更にそれによっては「睡眠の重要性」も大きく増してきます。

ここでは細かな説明は省きますが、睡眠習慣で基本となるのは「明るくなったら起きる」「暗くなったら寝る」「毎日同じ時間に起きる」「毎日同じ時間に寝る」「十分な睡眠時間を確保する」「1時間半単位の睡眠時間を取り、レム睡眠の時に起きるようにする(個人差が大きい。朝の目覚め方を見て調節する)」「睡眠を取る場所の環境を整える(枕や布団など)」「寝る前に脳を刺激しない」「昼間に太陽の光を十分に浴びておく」「昼間に心身をよく動かす(前述のように運動に限らない)」「昼間のストレスコントロール」「昼間の運動(特に筋肉の柔軟性)」「栄養バランス」「摂取量と消費量のバランス」などの事が重要になると思われます。

年齢を重ねるにつれ、トータルの睡眠時間は少しずつ短くなっていきます。またそれに伴い、寝る時間も少しずつ遅くなっていきます。一方、それは加齢によって「自然に起こる事」であり、成長期ではその進行は非常に緩やかです。そのためそれらの睡眠習慣が崩れる場合、大抵は生活環境に問題がある事が多いです。幼稚園→小学校→中学校→高校と、よっぽど遠い学校にでも通っていない限り、前述した睡眠習慣はできるだけ「身長の伸びが止まる」まで続けるよう努めましょう。その環境を整えるのが親の役目です。



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