タバコとお酒について

ここでは「タバコとお酒」について私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、無論ですが、20歳未満の人がタバコを吸ったりお酒を飲む事は法律で禁じられています。「バレなければ良い」と考える人もいるかもしれません。しかしそういう考えを持っている人は、例えば親や先生の見ている前では必死に努力している姿勢を見せますが、逆に誰も見ていない所では平気でサボると思います。これは勉強やスポーツの上達と同じです。教えられたその場だけ努力するのでは何も身につきません。身長を伸ばすためには毎日の積み重ねが重要であり、例え誰も見ていない時でも毎日着実に努力を積み重ねなければならず、その意味でも未成年者の喫煙や飲酒は絶対に止めましょう。


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★タバコについて

●依存性の高いニコチン

タバコには「ニコチン」という成分が含まれています。このニコチンは神経に対して有害で、強力な依存性がある物質として知られています。特にその依存性の強さはアルコールなどとは段違いに強力で、一説によれば覚醒剤にも匹敵するほどの強さがあると言われています。「禁煙が難しい」とよく言われるのはこれがあるからです。

またニコチンには胃酸を分泌させる作用があると言われています。これにより胃の壁やその先にある腸の壁に大きな負担をかける事があります。それと暴飲暴食をするような食習慣が合わされば、胃や腸がダメージを受けてしまうのは避けられません。

更にニコチンは毛細血管を収縮させて心肺機能を低下させる作用(単純に運動機能の低下)の他、ビタミンCを破壊する作用があり、それによる抗酸化機能の低下(細胞の酸化・老化の促進)・コラーゲン合成の阻害(肌荒れ・骨粗鬆症・動脈硬化等の進行)などが起こると言われています。仮に未成年でそれが起これば健康を害してしまうのは明白です。

●発癌性のあるタール

タバコに含まれる成分としては「タール」があり、これは発癌性が高い物質とされています。それを摂取し続ける事では正常な細胞の複製ができなくなり、悪性腫瘍(癌)ができやすくなると言われています。特にタールは粘り気が強いという性質があり、一定期間、仮に禁煙する事ができたとしても、体から中々抜けないと言われています。

●酸欠になる一酸化炭素

タバコの煙には「一酸化炭素」も含まれています。例えば火事のニュースの際に「一酸化炭素中毒」という言葉がよく聞かれますが、一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと強く結合する性質があり、これによって酸素の吸収を阻害する作用があります。当然呼吸器や循環器の機能は大きく低下する事になるでしょう。

●タバコを吸ってもストレス解消にはならない

喫煙者ではニコチンの摂取によって一時的な「スッキリする」という印象が強い事もあり、初期にこれらの作用に気づく事は難しいと思われます。ただし全身の血流が悪化してくると、頭頂部(髪の毛)、顔面(唇)、手や足の指先(爪)など、皮膚が薄く毛細血管が見える場所に自覚しやすい形で症状が現れる事があります。またそれが起こっているという事は既に末梢の血流が悪くなっているという事なので、例えば様々な怪我、浮腫、冷え性、痛風、糖尿病等があれば、それらの諸症状を一緒に悪化させてしまう可能性もあります。

喫煙者がよく言う事が「タバコを吸う事でストレス解消になる」という事です。しかし実際には「ストレスを解消するためにタバコを吸っている」のではなく、「吸わない事によるストレスを解消するために吸っている」のです。前述のようにタバコには体に悪い成分しか含まれておらず、実際にはタバコを吸う事自体が細胞に対してストレスになっており、初期では気づいていないだけです。積み重ねた際の個人差はかなり大きいですが、いずれは自分で自分の首を絞めるだけです。

●タバコの国内での扱い

最近では飲食店などでの室内禁煙などが進められており、喫煙者が休憩する事のできる場所は凄く限られてきました。特に子どものいる学校では実に9割以上で敷地内での禁煙が義務付けられているそうです。これは喫煙者が吸う煙(主流煙)よりも燃えているタバコの煙(副流煙)に含まれる有害物質の方が多く、それによる悪影響が明らかになってきたからです。また大人の働く企業でも喫煙する度に休憩する事で生産性が落ちる事から、社内で禁煙を進めている企業も増えているそうです。その他、自動車を使って商売をする企業では洋服、車内、椅子などにタバコの臭いがつくため、運転者に禁煙を義務付けているという事もあるようです。

更にタバコは多額の税金が上乗せされて販売されています。これはもちろん国の税収を増やす目的もあるのですが、例えば大量生産している海外から輸入すれば、庶民が安い値段で大量に買う事ができてしまうため、一番は庶民が気軽に買えないように値段を高くしています。タバコが気軽に買えるようになると多くの国民の健康が害され、国としては結局それが医療控除等にしわ寄せとしてやって来る訳です。そもそもタバコに税金を上乗せしなくても喫煙者自体が減っているので、税収を増やす目的だけなら他に税金をかければ良い訳です(ソシャゲのガチャとか?w)。決して喫煙者だけが蔑ろにされている訳ではありません。

お金や時間は有限であり、人生は一度しかありません。他人の人生にとやかく言うつもりはありませんが、子どもへの影響を考えれば、その使い方は考えた方が良いと私は思います。


★お酒について

●アルコールの作用

お酒に含まれる「アルコール」は多くの生物に対して毒性をもたらすと言われています。それは人間も同じで、アルコールを摂取した際にはアルコールの処理を優先させるため、アルコール以外の栄養素に対する処理が追いつかなくなる事があります。アルコールに生まれつき弱い人では、それが栄養不足や吸収不全に繋がり、それによる様々な諸症状(糖尿病、高血圧、熱中症、痛風、動脈硬化の他、薄毛、疲労、風邪、肌荒れ、倦怠感、脱水症状、骨折、肉離れ等、様々なリスクが高まる)が起こる事があります。

またアルコールは神経系へに大きな影響を与えます。特に知られているのが「脳が萎縮して小さくなる(溶かすのではなく、働きが抑制され、衰える。特にグルタミン酸が影響を受けるとされる)」という事です。もちろんそこまで行かなくても、気づかぬ内に記憶力、判断力、集中力、理性(感情を抑える事ができなくなる)の低下が起こる可能性があります。それによって依存性をもたらし、感情の抑制が効かなくなります。他、脳内での疲労物質(アデノシン等)の効果を高め、眠気を催し、睡眠習慣を乱れさせると言われています。

更にアルコールは臓器の健全な成長や、性機能の正常な発達も妨げると言われています。だからこそ未成年では飲む事が法律で禁止されているのですが、特にアルコール処理能力が弱い人では、一度に大量のアルコールを摂取すると「急性アルコール中毒」になる事もあります。これは命に関わる事もある深刻なものであり、アルコールはそういう危険と常に隣り合わせなのです。ちなみにアルコールには殺菌・消毒作用があります。実は胃や腸には人間にとって重要な菌がたくさん存在しており、アルコールの過剰な摂取はその機能を失わせる可能性もあります。

●アルコールは太る?

アルコールは肝臓内で代謝され、その過程でアセトアルデヒドになり、これが蓄積するといわゆる「二日酔い」の原因になると言われています。その後アセトアルデヒドは代謝される事で酢酸になり、この酢酸がTCA酸回路(クエン酸回路)に入る事で「クエン酸」に変換されます。このTCA回路は細胞の活動に必要なエネルギーを得るためのサイクルで、そこでクエン酸が代謝されると「ATP(アデノシン三リン酸)」ができます。そして最終的に二酸化炭素と水になり、それが体外へ排出されます。

「アルコールは全て代謝されるので体内にエネルギーは残らない」と言われる事もありますが、TCA回路に回されるクエン酸が増えると、余ったエネルギーによって中性脂肪の合成が促進されます。そもそもアルコール飲料にはアルコールだけが含まれている訳ではない上、アルコールには食欲を増進させる作用もあるため、全体的な食事量やカロリーは増える事になります。またアルコール飲料と一緒に食べる食べ物は塩っぱいものや脂っぽいものなど、基本的に味付けが濃くカロリーが高いものばかりなので、アルコール飲料の摂取は新たな脂肪の蓄積及び肥満に繋がる可能性はあると思われます。

●アルコールと社会の関わり

日本の社会はお酒と非常に密接な関わりがあります。例えば上司や先輩などの命令、あるいはその場の雰囲気・ノリで、無理やり飲んだり飲まされたりという光景が日本では日常的に見られます。しかし一度でもそのお酒を断ると、それだけで人間関係が悪化するというような話もよく聞き、それが若い人の間での「お酒離れ」の原因にもなっています。お酒を断ったぐらいで「コミュ障」「ノリが悪い」「仲間外れ」「上司の酒が飲めないのか」「出世しない」「減給だ」なんて理不尽ですよね。そもそもお酒は「嗜好品(しこうひん)」であり、社会や周囲から強要されるようなものではありません。昔は許されたのかもしれませんが、今の若い人たちが反発するのも当然です。

我々大人にとっては「お酒」という存在があまりにも当たり前なため、その当たり前を「お酒が当たり前ではない人」に対して何の悪気もなく押し付けてしまいます。それによってお酒を飲まなかったり、飲めない人を蔑むという事が日常的に起こっているのです。これは私が信条としている事ですが、例え多くの人にとって当たり前な事であっても、それが全ての人にとって当たり前であるとは限りません。「当たり前」をただ何も考えずに受け入れ、それを周囲に押し付け、それを単に続けるだけでは現状は何も変わりません。「当たり前から外れる事を許す事」こそが、自分や自分の周囲、そして社会全体をより良くしていくのだと私は思います。

特にお酒に関しては、自分の意志で飲まないようにしている人もいるはずです。例えば私の場合もそうです。私なんかは「体に不要なものは極力体の中に入れたくない」という意識が強く・・・まぁそれは体を鍛えていてアルコールが邪魔な存在だからなのですが、社会ではそんな理由でお酒の席を断る事など許してはくれません。それだけで嫌な顔をされて毎回ウンザリさせられます。また世の中には宗教上の理由で飲めなかったり、これは珍しい例ですがアルコールに対してアレルギーを持っていて物理的に飲めない人もいる訳です。更に珍しい人ではアルコールを分解する酵素自体を持っていない人もいるかもしれません。そのような人たちがお酒を飲まなくても社会で不利にならないよう、世の中が変わって行く事を切に願います。

●アルコール処理能力は鍛える事ができない

アルコールは代謝される過程で酢酸まで分解され、その酢酸がエネルギーとして使われる事で最終的に水と二酸化炭素になります。そこまで分解する際には様々な酵素が関係しているのですが、この酵素の能力は生まれつき決まっています。つまりアルコールに強いか弱いかは生まれつきで、いくらアルコールを摂取しても鍛える事ができないと言われています。アルコールを摂取し続ける事で慣れたと感じるのは、単に脳や体が鈍感になっているだけで、実際にはアルコールの処理は追いついておらず、臓器に負担がかかっているのです。

「アルコールの摂取は適量であれば体に良い」という事を言う人もいますが、最近の研究で、少量の摂取であっても細胞にダメージを与えるという事が分かってきています。生まれつきアルコールに弱い人では、その蓄積はいずれ身を滅ぼすものです。決して無理に飲まされる事のないよう。


参考記事一覧

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