アルファGPCで身長が伸びる?その効果について考える

「アルファGPC(α-GPC)」という栄養素があり、これには成長ホルモンの分泌を促す作用があると言われています。この記事ではそんなアルファGPCについて私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

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そもそもアルファGPCとは?

アルファGPCは正式には「L-α-グリセリルホスホリルコリン」という物質です。実際に人体にも存在する物質で、特に脳内に多く存在すると言われています。何故脳内に存在するのかというと、アルファGPCが神経伝達物質の一種であるアセチルコリンの前駆体だからです。アセチルコリンとは、主に自律神経の内の副交感神経に作用する抑制性の神経伝達物質で、他の興奮作用を持つ神経伝達物質、及びそれに刺激を受ける神経の興奮を鎮める役割があると言われています。

この効果は俗に言われる「リラックス効果」の事ですね。またそれは精神状態の安定化にも繋がるので、「ストレス軽減効果」もあるものと思われます。

一方、脳などの中枢神経以外、すなわち末梢神経においては、神経の末端から分泌され、筋肉を収縮させる役割があります。つまり腕や足などを動かす際にも使われている訳です。アルファGPCはそんなアセチルコリンを補う事ができるため、それによってこれらの機能が改善される可能性があります。この他、アルファGPCは学習や記憶にも関与していると言われており、脳の認知機能を改善する作用があるなどと言われる事もあります。ただしそれについては現時点ではまだ研究段階です。



アルファGPCが持つとされる成長作用

そんなアルファGPC、身近な食べ物では「母乳」に多く含まれていると言われています。母乳は生まれた子どもが最初に口にする食べ物の一つで、子どもの発育を促す様々な効果があります。例えば免疫機能を補助したりなどです。中でもアルファGPCには成長ホルモンの分泌を促す作用があり、これによって子どもの成長をサポートすると言われています。これこそが「身長を伸ばす」として期待されている部分です。

ただし既に乳離れした子どもが母乳を飲む訳にはいきません(笑) また母乳に含まれていると言っても、小さな子どもだからこそ効果があるのであって、実際の濃度は低く、ある程度大きくなった子どもが母乳を飲んでも大した効果は得られないと思われます。より高濃度のアルファGPCを摂取するためには後述するレシチンを摂取するか、あるいはアルファGPCだけを抽出したサプリメントが必要になるでしょう。


ちなみに実際に成長ホルモンの分泌を促す作用があるのかどうか?についてですが、私が調べた限りでは、一定期間に渡ってアルファGPCを投与すると、確かに「ヒト成長ホルモン(hGH:いわゆる成長ホルモンの事)」の分泌量が増えるようです。特に「成長ホルモン放出ホルモン(GHRH:ヒト成長ホルモンの分泌を促す)」を単独に投与するよりも、成長ホルモン放出ホルモンとアルファGPCを併用して投与した方が、ヒト成長ホルモンの分泌量が増えたという研究結果があります。

ただしこれはかなり前の研究(1992年?かそれ以前)なので真意の程は不明です。またこの研究結果は「静脈注射(1g?)」によるものであり、口から摂取した場合の効果については残念ながら情報が不足しています。もし口から摂取する場合、効果を得るためにはかないr高い濃度が必要と思われますが、高濃度のアルファGPCを摂取した場合、副作用などが起こる可能性もゼロではありません。



アルファGPCを豊富に含むレシチンとは?

アルファGPCはそもそも高濃度の「レシチン(レスチン)」から作られます。すなわちアルファGPCはレシチンに多く含まれています。ではレシチンとは何なのかというと、これは卵黄や大豆、酵母などに含まれているグリセロリン脂質の一種で、それらを精製して得られる物質です。

またグリセロリン脂質とは、グリセリン(グリセロール)を中心に脂肪酸とリン酸が結合した「リン脂質」の一種です。このリン脂質は自然界には一般的に存在する物質で、動植物の「生体膜(細胞膜)」を構成する主要成分となっています。要はそれを抽出したのがレシチンという訳です。更に、グリセリンとはアルコールの一種で、体内では脂質の合成に使われます。粘り気があり、水に溶けやすい事から、化粧品にも使われています。

ちなみに以前「レシチン」は「ホスファチジルコリン」という特定のリン脂質の事を指していましたが、現在では様々な種類のリン脂質などを含む脂質製品の事を総称してレシチンと呼んでいます。また大豆や卵黄から作られる事が多い事から、大豆レシチンや卵黄レシチンとも呼ばれます。


そしてレシチン自体の作用ですが、レシチンには油を水に分散させる乳化作用や、皮膚や粘膜から物質を吸収しやすくする役割があると言われています。このため脂肪の消化吸収を補助してくれる作用があると思われます。またやはり化粧品にも使われる事があります。更に、脂肪がエネルギーとして利用される際には蛋白質と結合した「リポ蛋白」という形で血液中を移動するのですが、その結合にレシチンが必要と言われています。このため脂肪を運搬しやすくする役割があると思われます。



レシチンやアルファGPCの摂取方法について考える

レシチンを利用する場合、1日10g程度が目安です。1日2回あるいは3回に分け、1回3〜5gを目安に摂取すると良いでしょう。特にレシチンは粉末タイプのものが多いので、それを食事時、飲み物に溶かして飲んだり、あるいはヨーグルトなどに溶かして食べると手軽です。もちろんサプリメントの形になっているものもあります。

またレシチンにはホスファチジルセリンやホスファチジルコリンなどといった有効成分も含まれており、これには神経伝達をスムーズにしたり、精神を落ち着けてリラックスする作用などがあると言われています。アルファGPCとレシチン、どちらを利用するかはお好みで。ちなみにホスファチジルコリンやホスファチジルセリンだけを抽出したサプリメントなんかもあったりします。

一方、アルファGPCを摂取したい場合、1日数400〜600mg程度が目安になります。1回200〜300mgとし、それを2回に分けて摂取すると良いでしょう。



レシチンやアルファGPCの副作用について考える

レシチンの摂取で得られたコリンが高濃度のまま腸内に入った場合、その一部が腸内細菌によって「トリメチルアミン(魚の生臭さの原因物質)」に代謝され、これが過剰に増えると体臭の原因になる事があると言われています。またそのトリメチルアミンが高濃度で存在する場合、その一部が肝臓内で代謝され、それが「アテローム性動脈硬化」の原因となるマクロファージに悪影響を及ぼし、動脈硬化を進行させるという研究結果があるようです。ただしこれは体内に長時間そのまま高濃度で存在する場合の話です。代謝されれば濃度は落ちるので、数百gとかそういう極端な摂取の仕方をしない限り、問題は少ないと思われます。

その他、コリンの摂取量が増え、神経伝達物質であるアセチルコリンが過剰に増えると、それによって神経に対して何らかの悪影響を及ぼす可能性もあるようです。特に脳内のアセチルコリンが過度に減るとアルツハイマー病等、過度に増えるとパーキンソン病等の原因になると言われています。ただしこれもあくまでメカニズムの話であって、人間にはそれを防ぐ機能も備わっています。そもそもアセチルコリンは運動を行えば消費され、消費される度に補充されます。

ちなみに前述したアテローム性動脈硬化は「LDLコレステロールが酸化→マクロファージに取り込まれる→血管内に異常増殖する」事で起こると言われています。よって「ω-3脂肪酸とω-6脂肪酸のバランス(ω-3脂肪酸の摂取)」「糖・脂肪・蛋白質の適度な摂取」「糖・脂肪・蛋白質の代謝に関わるビタミン・ミネラルの摂取」「抗酸化物質の摂取」「糖・脂肪・蛋白質を消費する運動習慣」などによって予防する事が可能です。

また動脈硬化の原因となるコレステロールですが、そもそも血中のコレステロール値には食事以外にも様々な要素が関係しています。レシチンを摂取したからと言って、すぐさま動脈硬化になる訳ではありません。これは卵を食べたからと言ってそれがすぐに高コレステロールに繋がる訳ではない事と同じです。規則正しい生活習慣をしていれば、遺伝的な要素でもない限り、過度な心配は不要です。



アルファGPCやレシチンに関するオススメの商品について

以下はオススメの商品を挙げています。参考までに。

アルファGPC 300mg 60ベジカプセル

アルファGPCのサプリメントです。1日1〜2粒が目安です。
marugo 大豆レシチン(顆粒) 500g

この「レシチン」は大豆製品から抽出されたものです。1日10g程度が目安です。1日2回あるいは3回に分け、1回3〜5gを目安に摂取すると良いでしょう。


参考記事一覧

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