ドーパミンとノルアドレナリンの作用について考える

この記事では精神状態に関わる重要なホルモン「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」について私なりにまとめています。「身長を伸ばす」という点で言えば、「直接関係がある」とまでは言いませんが、ストレス反応において重要なホルモンであり、また規則的な睡眠習慣に重要なセロトニンやメラトニンにも関わっているため、その周辺知識として扱っておきます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。
尚、セロトニンやメラトニンに関しては過去の記事にあります。こちらも合わせてご覧下さい→メラトニンの作用について考えるセロトニンの作用について考える

ギャンブル依存

★当記事の目次

ここでは当記事内の章をリスト化しています。クリックする事で直接その場所へ飛ぶ事ができます。また戻りたい場合には各章の一番下にある「当記事の目次まで戻る」をクリックする事で再びこの場所に戻ってくる事ができます。



ドーパミンの役割について簡単に

例えばある特定の目標を設定し、それに向かい、長期間に渡って努力を積み重ね、ある時、その目標としていた事を達成したとします。その瞬間には「ドーパミン」が大量に分泌され、それによって大きな幸福感・達成感・快感などを得る事ができると言われています。

またドーパミンはその際に感情を制御する役割もあります。特に、適度に分泌される事では感情を安定化、昂りが大きい時にはそれを抑え、逆に昂りが必要な場合には一つ一つの感情を強調させると言われています。一方、このドーパミン、後述するストレス反応に関わる「ノルアドレナリン」の分泌を促す作用もあるので、実際には幸福と不幸は表裏一体になっています。簡単に言えばテンションが上がれば下げようとし、下がれば上げてバランスを取ろうとする訳です。それもドーパミンの役割です。

その他、ドーパミンは「記憶」「学習」などにも深く関与しており、特に何か長期的に物事を記憶する際には、このドーパミンの分泌が必要と言われています。例えば好きな対象は見るだけでも覚えるのが速いですよね。興味があれば色や形の他、匂いや音、触った感触など、視覚以外の詳細な情報も一緒に紐づけして覚える事ができますが、そのためにドーパミンが必要になります。一方、それらの中には「自分の命に関わるような危険なもの」もあります。あらかじめ記憶した危険に基づき、その危険を未然に回避すれば、自分の身を守る事ができますよね。それもドーパミンの持つ重要な役割です。

ただしそのような役割から、ドーパミンの分泌が不安定になると、例えば記憶障害が出たり、感情の起伏が激しくなったり、酷い場合には幻聴や幻覚などが起こる事があります。一説によれば統合失調症、強迫性障害、ADHDなどには、このドーパミンの機能が関与しているという事が言われており、分泌量が増えれば増えるほど良いという訳ではありません。また精神疾患にはセロトニンやノルアドレナリンなど様々な神経伝達物質が複雑に関与しており、決してドーパミンだけが原因ではありません。

ちなみにこれは役に立たない知識だという事を強く願いますが、脳など中枢神経を破壊する覚醒剤は、ドーパミンの分泌機能に影響を与えると言われています。このため覚醒剤の乱用で起こる幻聴や幻覚などの中毒症状には、このドーパミンが深く関係していると思われます。もちろんこれも実際にはドーパミンだけが原因ではないので、言い切る事はできません。



ドーパミンをコントロールするには?

ドーパミンが大量に分泌されたり、あるいは逆に分泌量が減り過ぎてしまった場合、通常はメラトニンとセロトニンなど他のホルモンがその分泌をコントロールします。特にメラトニンは睡眠中に分泌され、心身を睡眠に適した状態へと促すホルモン、セロトニンは昼間に分泌され、心身を活性化させるホルモンです。つまりドーパミンの分泌をコントロールするためには、セロトニンとメラトニンの分泌を促すような生活習慣、すなわち「活動と休息のメリハリ」が重要になるでしょう。特に睡眠に関わる「メラトニン」は性成熟を抑制し、早熟を防ぐ作用があるため、身長の伸びに大きく関係してきます。

一方、普段からメラトニンやセロトニンが正常に分泌されている人でも、ドーパミンの分泌が制御不能になってしまう事があります。例えば前述した「自分の中で、これを達成するために今まで努力を積み重ねてきた」ような場合ですね。大きな目標を達成した時、嬉しさのあまり感情が爆発してしまう・・・というのはむしろ正常な反応であり、それは誰でも起こり得る事です。つまり何が言いたいのかというと、ドーパミンの分泌を自分の意志で制御する事は誰でもできない訳です。ドーパミンの制御で問題になるのは主に「頻度」です。

「大量分泌」の頻度があまりに多くなると、ドーパミンの分泌機能が壊れてしまったり、それを受け取る受容器が機能しなくなったり、あるいは不安定なドーパミンに釣られ、他のホルモンの分泌も一緒に崩れてしまう事があります。特にドーパミンは分泌する事で「幸福」が得られます。その行動によって「幸福を得られる」と分かれば、人間どうしてもそれに固執してしまうものです。つまりその行動に依存しやすいのです。一度依存すれば、そこから自分の意志だけで抜け出すのは簡単な事ではありません。そうなる前の「自己管理」が必要です。

少し話がずれますが、例えばギャンブルには「負けてお金を失う」という大きな恐怖があります。しかし「恐怖」は乗り越える事で耐性ができます。当然「お金を使う」という事に対して耐性ができれば、使うお金はどんどん増えていくでしょう。また恐怖が長く続いたり、1回の恐怖が大きくなるほど、その恐怖から開放された際に生まれる幸福感も大きくなります。そのため例え負けの方が多くても、その負け続けを、たった1回の「勝ち」が忘れさせてしまいます。しかもそれが数時間の間に何度も繰り返される事になります。いずれはドーパミンどころか、ドーパミン以外の様々なホルモンの分泌機能も壊れ、次第に恐怖すらも感じなくなっていくでしょう。

ドーパミンの分泌を真にコントロールするためには、「適度な頻度、かつ適度な量のドーパミンを分泌するような生活習慣」が重要になります。簡単に言えば、自分にとって「都合の良い事」だけをするのではなく、時には「都合の悪い事」も必要という事です。ただし「自分にとって都合の悪い事」を、自分の意志で行うためには、土台となる知識と人生経験(経験は欲の自制に必要になる)、そしてそこからもたらされる「自分のいる現在の環境を整える事」が必要です。それには毎日の積み重ねしかありません。



ノルアドレナリンの役割について簡単に

ノルアドレナリンはストレス反応に深く関わるホルモンです。特に人間がストレスを感じた時、そのストレスから身を守るため、心身では様々な反応が起こります。その内の一つが「ノルアドレナリンを分泌させる事」です。

このノルアドレナリンが分泌されると、脳内の神経伝達がスムーズになり、咄嗟の判断力や集中力を高め、五感を研ぎ澄ます事ができると言われています。これは自分や自分の周囲にいる家族の命を守るために生まれた防衛本能の一つであり、それによって対面したストレスに抗おうとしています。

そのためノルアドレナリンが分泌されると、緊張、不安、恐怖、怒りなどといった「負の感情」が強く現れるようになります。これも元々は自分自身や家族の身を守ろうとして起こるもので、それによって心身が活性化されます。ただし人によっては過剰に分泌され、そういった負の感情が上手くコントロールできなくなる事もあります。それは特に「今まで経験した事のないような種類の大きな恐怖」の場合、大きくなります。時には攻撃的になる事もあります。まぁ攻撃的になるのも、元々はストレスから身を守るため対象を排除するために行っている訳ですが、法は守らないといけません・・・。

一方、ノルアドレナリンの分泌量が過度に減ると、逆にそれらの反応が現れず、無感情・無関心になると言われています。それによっては、いざ自分や自分の周囲に命の危険が迫っていても、その危険を察知する事ができず、また仮に察知できても、咄嗟の行動に移す事ができなくなってしまいます。よってノルアドレナリンは、自分の身あるいは自分の周囲にいる大切な人を守るために必要不可欠なホルモンと言えるでしょう。やはりドーパミン同様に、適度な頻度、かつ適度な量を分泌する事が重要になります。


ちなみにノルアドレナリンはアドレナリン(エピネフリン)を分泌させる作用もあります。名前が似ていてややこしいですが、その違いは何なのかというと、ノルアドレナリンは脳内で分泌量が多いので、主に精神的な作用をもたらすと言われているのに対し、アドレナリンは副腎から分泌されるので、主に体の方に作用すると言われています。

ただしアドレナリンには血糖値の上昇、心拍数の上昇、呼吸回数の増加、血圧の上昇、血糖値の上昇などの作用があり、これもストレスに抗おうとして起こるものです。そのため少ないとノルアドレナリン同様、無反応・無感情になってしまいますが、分泌量が増えるとやはり緊張や怒りなど負の感情を強くする作用をもたらします。そのような作用から「闘争心の源になる」とも言われる事があり、身体能力を高める事にも繋がっています。しかし異常に増えるとやはり制御ができなくなります。



ノルアドレナリンをコントロールするには?

ノルアドレナリンはドーパミンによって分泌が促され、セロトニンによって抑制されていると言われています。何故ストレスに関係するノルアドレナリンの分泌に、幸福感をもたらすドーパミンが必要なのかというと、これはメカニズム的な話は別として、単純にストレスを処理する最も効果的な方法が「幸福感を得る事」だからです。繰り返しになりますが、自分にとって「都合の良い事」と「都合の悪い事」は常に表裏一体であり、適度なストレスがあるからこそ幸せがあり、適度な幸せがあるからこそ、時にはストレスが必要なのです。ノルアドレナリンの分泌を整えるためにはそのバランス、メリハリが重要になります。

一方、そんなノルアドレナリンをコントロールするセロトニンは、太陽の光を浴びる事のできる昼間に分泌され、心身を活性化させ、精神安定剤のような役割を持っています。このため昼間の行動がノルアドレナリンの分泌に大きく関わっています。またそのセロトニンは、睡眠中に分泌されるメラトニンの分泌のきっかけにもなっています。つまりノルアドレナリンの分泌をコントロールするためには、睡眠習慣の改善も重要になるでしょう。

もちろんストレスがあるような環境では、そのストレスの大きさを小さくしたり、あるいはストレスを受ける頻度を減らすような工夫も必要です。特にストレスには外から与えられるものと、内側から自分で作ってしまうものがあります。時には耐えるだけではなく、その場から逃げたり、避けたり、または何か別の解消できる事や、忘れる事ができるような行動を取ったり、あるいは捉え方・考え方自体を変えるなどしてみて、自分自身及び自分の周囲にあるストレスへの対処法を考えましょう。

ただし繰り返しになりますが、幸せと不幸せは表裏一体です。完全なストレスレスを目指すのではなく、多少のストレスを受ける事は前提として考え、例えストレスを受けたとしても、それを上手くコントロールできる状態にしておく事、それこそが重要だと思います。



ドーパミンやノルアドレナリンの材料になるチロシン

ノルアドレナリンはドーパミンが刺激となって分泌されます。つまりドーパミンの分泌を整える事で、ノルアドレナリンの分泌も整える事ができると思われます。

そんなドーパミンですが、実はアミノ酸の一種である「チロシン」から、そしてチロシンは必須アミノ酸の一種であるフェニルアラニンから体内で合成されています。またフェニルアラニンのような必須アミノ酸は、蛋白質が豊富に含まれる食品から摂取する事ができます。例えば肉、魚、卵、大豆などです。つまりそれらを定期的に食べる事でも、ドーパミン及びノルアドレナリンの分泌を整える事に繋がります。

Amazon商品リンク

ナウフーズ チロシン

ちなみにこれはチロシンを摂取する事ができるサプリメントです。摂取方法としては1日1〜2g程度を目安に摂取すると良いと思われます。


<お知らせ>
当ブログが電子書籍になりました!
ご興味のある方は「電子書籍について」からどうぞ!!

↓当ブログを応援して下さる方は1日1回で構わないのでクリックをお願い致します↓
FC2ブログランキング人気ブログランキングブログ王にほんブログ村BSブログランキングPVランキング

★オススメの商品一覧★

※ランダムに表示されています。