身長を伸ばすために必要な「夏バテ対策」について考える

急激な気温の上昇に伴って起こる「夏バテ」。この夏バテが長期間に渡って続く事では、身長の伸びに悪い影響を及ぼす事があります。この記事ではそんな夏バテについて私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

太陽.png

★当記事の目次

ここでは当記事内の章をリスト化しています。クリックする事で直接その場所へ飛ぶ事ができます。また戻りたい場合には各章の一番下にある「当記事の目次まで戻る」をクリックする事で再びこの場所に戻ってくる事ができます。



★何故夏バテが身長の伸びに影響するのか

publicdomainq-0011392.jpg

「夏バテ」とは、急激に気温が上がる事によって、それに脳や体が適応できず、それに伴って起こる様々な症状の事を言います。例えば全身がだるく重く感じたり、思考力が低下したりする他、食欲不振、便秘、下痢、頭痛、吐き気、目眩などが起こり、その症状は人によって異なります。一方、これらの多くは自律神経のバランスが崩れる事によって起こっています。

特に「夏バテ」として起こる諸症状の中でも、多くの人が悩まされるのが「胃腸の不調」です。これは自律神経の不調によって臓器の機能が低下する事と、大量発汗によってミネラルや水分が不足する事、この2つが合わさる事で起こります。それによって胃腸の蠕動運動が悪くなり、食べ物をスムーズに運ぶ事ができなくなる上、単純に胃液や腸液といった消化液の分泌が悪くなり、消化・分解・吸収がスムーズにできなくなるのです。それが長期間続く事では、当然身長の伸びにも悪影響を及ぼす可能性があります。例え夏の間だけでも、毎年なっていれば、その積み重ねは後々大きくなります。



★夏バテになると熱中症のリスクも高くなる

自律神経は心身の「不随意的な機能」を司る神経系の事です。この「不随意的な機能」とは簡単に言えば「意識しなくても自動的に働いているもの」の事であり、例えば呼吸の速さ、心臓の鼓動、血圧・血糖の調節、発汗などが挙げられます。これらの機能は我々が特に意識しなくても自動的に調節されており、そういった人間が生きる上で必要不可欠な機能の多くは、自律神経によって制御されています。そのように当然「体温調節」も自律神経によって制御されており、気温が高くなると、例えば末梢の血管を拡張させて血圧を下げたり、汗をかいて体表面に水分を排出するなどして、体温を下げるように努めます。

しかし一気に気温が上がると、自律神経が上手く機能せず、そのような体温調節が上手くできない事があります。また気温の上下動が激しくなると、その度に自律神経を働かせる事になるので、いずれは自律神経が疲れてしまい、体温調節機能自体が低下してしまう事もあります。それが長期に渡って続く事で「夏バテ」が起こるのです。またそうして体温調節機能が上手く働かない状態で、急激な気温の上昇が起こった時には、いわゆる「熱中症」になる事もあります。自律神経の機能低下は熱中症のリスクも高めます。

尚、熱中症についてはこの記事では触れません。詳しくは別ブログ「ジャイロボール適当指南書」にある記事『野球選手のための熱中症対策について考える』をご覧下さい。



★ナトリウムだけが悪い訳ではない

ナトリウムは「塩(塩化ナトリウム)」が主な供給源となるミネラルで、細胞内外の水分量を調節したり、筋肉の収縮を制御するなどの役割があります。また意外に知られていませんが、骨にも含まれており、その強度を高める役割もあります。しかし過剰に摂取すると、水分を上手く排出する事ができなくなり、浮腫(むくみ)を引き起こしたり、血圧を上昇させたり、全身の血管や心臓の負担を増やすなどのデメリットがあります。この事から、「塩=ナトリウム=体に悪い」というイメージを持っている人も多いです。

しかし夏場では発汗量によってはむしろ不足する事があります。不足すると、前述のように胃液の分泌が悪くなったり、発汗が上手くできず、熱中症になったり、筋肉の収縮がスムーズにできず、時には筋肉が痙攣したり、あるいは逆に血圧が下がりすぎて、全身の血流が悪くなるという事もあります。特に重要なのは「筋肉の痙攣」で、これは心臓の筋肉でも起こる事があり、そうなれば当然命に関わります。尚、長期的な不足では身長の伸びにも悪影響を及ぼし、骨が脆くなる可能性もあります。

これらの事から、重要なのは「摂取量と消費量のバランスを整える事」であり、ナトリウムの過度な制限は、逆に健康を害する可能性が高いです。これは感覚的な事ですが、例えば激しい運動をした日や汗をかいた日などでは「今日はナトリウムを消費したから、少し塩っぱいものでも食べようかな」という感じで、何となくで構わないので、意識的に摂取するようにすると良いでしょう。結局自己管理なんですね・・・。

ちなみにナトリウムの排出はカリウムによって行われます。ナトリウムを消費した日に、ナトリウム「だけ」を摂取した場合、前述したような浮腫や高血圧などのデメリットが出る事があります。よってナトリウムを摂取する場合、カリウムもセットで摂取すべきです。カリウムは植物性の食品(芋類、大豆、緑黄色野菜、果物など)に多く含まれているので、それを食べると良いでしょう。ナトリウムだけを制限したり、カリウムだけを意識的に摂取するのではなく、両者をバランス良く摂取する事が重要です。



夏バテを予防するには?その対策法を考えよう

優先的に改善すべきなのはまず睡眠習慣です。人間は起きている限り、常に心身を健康に維持するよう自律神経が働いているため、「真に自律神経を休める方法」はやはり「睡眠」しかありません。平日休日問わず毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起き、暗くなったら寝て、明るくなった起き、その上で十分な睡眠時間(理想は9時間)を確保しましょう。もちろんメリハリも重要です。いくら寝ても昼間の活動量が低ければ意味がありません。もちろん逆にいくら昼間活動的でも休まなければ意味がありません。バランスを考えましょう。

次に食習慣の改善です。気温が上がると発汗量が増え、水溶性ビタミン・ミネラル・水分が失われやすくなります。特に辛い食べ物を高頻度に食べる習慣のある人、有酸素運動など意識的な運動習慣のある人、半身浴やサウナなどを行う習慣のある人、激務が続いていて過労気味な人、あるいはストレス環境にいる人などでは、例え気温が高くなくても水分や栄養素の必要量は増えています。激しい運動を行っている人では尚更、摂取量よりも排出量の方が上回らないように注意すべきでしょう。

また自律神経のバランスが崩れていれば食欲も減衰しているはずで、それによって慢性的な栄養不足になっている事も多いです。そこで起こる気温の上下動、気温の上下動に伴う大量発汗、大量発汗に伴う水分やミネラルの不足は、消化液の分泌を鈍らせ、胃腸の活動及び消化吸収にも悪影響を及ぼします。やはり水分・ミネラルの補給は、汗をかいた時だけ飲み物を飲むのではなく、普段の食事からも定期的に行うべきです。もちろんストレスコントロールも重要です(後述)。



★夏バテの原因は急激な気温の上昇だけではない

SHI75_shirokumahietemasu_TP_V.jpg

夏バテは最初のきっかけこそ「気温の上下動」ですが、自律神経のバランスを崩す原因は、気温の上下動以外にも様々なものが考えられます。特に自律神経へ大きな影響を与えるのが「ストレス」です。

ストレスを受けると、そのストレスに抗うため、様々な防衛本能を呼び覚まします。それがドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニンなど、心身を活性化させる作用のあるホルモンの分泌です。しかしストレスを受ける頻度が高くなると、それを調節している自律神経の働く頻度も増え、いずれは自律神経が疲れてしまいます。すると、そういったホルモン分泌も不安定になり、ストレス耐性が悪化、ストレスに対して過敏になり、精神状態が不安定になってしまいます。

特にセロトニンやメラトニンの分泌が不安定になると、体内時計が狂うため、睡眠習慣が崩れやすくなります。これにより活動と休息のバランスが崩れ、食欲はもちろん体を動かす意欲あるいは思考力が低下します。その長期化はやはり身長の伸びにも悪影響を及ぼす事があります。

尚、人によっては汗をかきにくい体質の人もいるかと思います。しかし例え汗をかいていなくても、水分は常に尿、大便、鼻水、呼吸などによっても少しずつ失われていきます。水分補給は数十分間隔で行うべきです。特に冬〜春にかけての水分不足は意外と見落とされがちです。その積み重ねがある状態で、そのまま夏に向かう事で、それが夏バテの原因になる事もあるのです。



参考記事一覧

<お知らせ>
当ブログが電子書籍になりました!
ご興味のある方は「電子書籍について」からどうぞ!!

↓当ブログを応援して下さる方は1日1回で構わないのでクリックをお願い致します↓
FC2ブログランキング人気ブログランキングブログ王にほんブログ村BSブログランキングPVランキング