乳製品で身長は伸びる?牛乳のガブ飲みには注意しよう

動物性食品の中には「乳製品」があります。乳製品は牛乳、ヨーグルト、チーズなど、動物の乳を元に作られた食品の総称で、タンパク質やカルシウムなど身長を伸ばすために必要な栄養素を補給できます。ただし当ブログでは何度も言っていますが、身長はタンパク質やカルシウムをだけで伸ばす事ができるほど簡単なものではありません。ここではそれついて私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

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★当記事の目次

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乳製品を食べるだけで満足しない

骨の主成分はカルシウムであり、骨を形作るために必要不可欠なミネラルの一つです。特に乳製品にはそんなカルシウムが豊富に含まれており、その補給源として有用です。また骨は芯の部分がコラーゲンというタンパク質の一種でできており、そのコラーゲンを作るためには材料となる必須アミノ酸をバランス良く摂らなければなりません。乳製品は動物性の食品の一つであり、必須アミノ酸をバランス良く摂取する事ができます。肉や魚と比べれば量は負けてしまいますが、補給する一つの手段にはなります。

一方、骨を効率良く作るためにはマグネシウム、リン、ナトリウム、マンガンなど、様々なミネラルが必要です。またカルシウムの吸収を促すビタミンDやビタミンK、成長ホルモンの分泌に必要となる亜鉛やアルギニン、更にはコラーゲンの合成に使われるビタミンC、タンパク質の代謝に関わるビタミンB群、体の隅々にまで血液を運ぶためのビタミンEや鉄分など、様々な栄養素が必要になります。

乳製品は確かにカルシウムが豊富です。しかしこれらの栄養素を全て摂取できるほど万能ではありません。むしろ乳製品に固執する事では、そういった全体の栄養バランスが崩れる事があります。それが身長の伸びに悪影響を及ぼす可能性もゼロではありません。「乳製品を食べるだけで身長が伸びる」などとは考えないようにしましょう。



牛乳のガブ飲みは身長の伸びに逆効果になる

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乳製品の中では「牛乳」のイメージが強いと思います。小学校や中学なんかでは給食で当たり前のように目にしますからね。また一般的に牛乳は「身長を伸ばす効果のある飲み物」としても認知されている事もあって、ガブ飲みしてしまう子も多いと思います。

しかし胃の容量には限りがあります。牛乳をガブ飲みしてしまうと、それだけでお腹が満たされ、他の食品を入れる事ができるだけの胃の容量がなくなってしまいます。それによって栄養バランスが崩れ、身長を伸びに逆効果になる事があるのです。特に小学校や中学校の昼食では親の目を離れ、学校で食事をします。子どもには前もって「牛乳だけでは身長を伸ばす事ができない」という事を強く認識させておくべきです。

また牛乳には「乳糖」と呼ばれる糖の一種が含まれています。これは肉、魚、卵など他の動物性の食品と決定的に異なる特徴の一つで、実は牛乳は糖を補給する手段の一つになっています。一方、乳糖はそれを分解するための酵素の能力が人によって異なっており、酵素の能力が低い人が大量の牛乳を飲んだ場合、腸内環境が悪化し、下痢や便秘などの症状が起こる事があります。これは乳糖不耐症と呼ばれています。牛乳を飲む事でお腹が緩くなるのはこれが原因です。その意味でも牛乳のガブ飲みはオススメできません。一方、後述するチーズやヨーグルトは乳糖の量が非常に少ないため、カルシウムを補給したいのなら、人によってはチーズやヨーグルトの方が良い補給源になります。

しかしながらそのカルシウム自体も、小魚類やナッツ類などで補う事ができます。またタンパク質に関しても、肉、魚、卵、大豆などで摂取できる上、特に肉や魚は乳製品よりタンパク質が豊富です。更に乳製品だけでは摂取が期待できない栄養素はたくさんあります。例えばビタミンCは緑黄色野菜や果物、亜鉛はナッツ類、牡蠣、レバーなど、マグネシウムは大豆、海藻類、ナッツ類など、ビタミンDは小魚類やキノコ類、ビタミンKは大豆以外では緑色野菜、ビタミンB群はナッツ類、大豆、魚、緑色野菜などから摂取できます。

栄養バランスを考えれば、これらを満遍なく食べる事の方が重要であり、その意味でもやはり牛乳に固執すべきではありません。尚、それぞれの詳しい情報については過去の記事をご覧下さい。



チーズについて考える

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牛乳以外の乳製品では「チーズ」もあります。チーズは水分量が少ないため、実は牛乳よりも効率的にカルシウムや蛋白質を摂取できます。また水分量が少ない事で、牛乳よりも胃に溜まりにくく、胃の容量を取られません。そのため、その他の食品の量を減らす事なく、手軽に量を食べる事ができ、個人的にもオススメです。牛乳をガブ飲みするなら、チーズを食べた方が良いでしょう。

一方、チーズのような乳製品は全体として「脂肪が多い」という特徴もあります。これは牛乳も同じです。そのためチーズだけでタンパク質やカルシウムを補おうとすると、脂肪の過剰摂取に繋がる可能性があります。運動量の多い人や基礎代謝の良い人では問題は少ないですが、そうでない人の場合、肥満の原因になる事もあります(消費量が多い場合、摂取量とのバランスを整えるため、敢えて乳製品の脂肪を意識的に摂取する事も重要になる場合がある)。繰り返しになりますが、乳製品に含まれている栄養素は他の食品でも摂取できます。栄養バランスを考えれば、カルシウムや蛋白質は様々な食品から摂取するようにしましょう。

ちなみにチーズの中で低脂肪なのはカッテージチーズですが、栄養価が高いのはパルメザンチーズです。特にチーズは牛乳では含まれていた乳糖の量が少ないです。そのため牛乳でお腹が緩くなるという人はパルメザンチーズをオススメしておきます。



ヨーグルトについて考える

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乳製品の中では「ヨーグルト」もありますね。ヨーグルトには乳酸菌が含まれており、腸内環境を改善する作用があるとして一般的にも認知されています。尚、全体の栄養価は牛乳と同程度です。水分量が多い分、チーズと比べれば栄養価はあまり高くありません。あくまで栄養補給の一つの手段として扱いましょう。

ちなみにヨーグルトで特徴的な乳酸菌ですが、乳酸菌は胃液によってその多くが活性を失い、実際に腸まで届くものは多くないと言われています。中には腸まで届くという事を謳った商品もありますが、仮に腸まで届いたとしても、それが定着するかどうかはまた別の問題です(一方、死んだ乳酸菌が腸内環境を整えるために作用するという研究結果も一応ある)。そもそも腸内環境は食習慣だけでどうにかなるものではありません。ヨーグルトに固執する必要はないでしょう。



乳製品などオススメ商品について

下記ではオススメの商品を紹介しています。参考までに。

ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン&ミネラル

ビタミンとミネラルをまとめて補給する事ができるサプリメントです。摂取量は1日1粒目安です。ただしビタミンB群やビタミンC、更にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルはこれだけでは足りません。「マルチ」とは言っても万能ではありません。普段の食事を重視しましょう。
ファインラボ ホエイプロテイン2kg
ファイン・ラボ ホエイプロテインピュアアイソレート2kg
これは吸収の速いホエイプロテインです。お腹が緩くなる原因となる乳糖を取り除いており、乳製品が苦手な人で、蛋白質を補給したいという人にオススメです。タイミングは運動後、あるいは普段の食事の際に飲むのがベターです。飲む際には糖を一緒に摂取すると吸収が良くなります。
エビオス錠
エビオス錠
これは胃腸の状態を整えてくれるいわゆる「整腸剤」です。食事の量を増やした際、胃腸への負担を軽減する事ができます。ただしこれで全てが解決できる訳ではありません。ましてや病気を治すような効果はありません。尚、「強力わかもと」の方もオススメです。どちらを利用するかはお好みで。
アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー ホワイト

いわゆるヨーグルトメーカーです。少量のヨーグルトを牛乳に入れて機械にセットする事でヨーグルトの量を増やす事ができます。ちなみにヨーグルトならダノンの「オイコス」、牛乳ならザバスの「ミルクプロテイン」がオススメです。


参考記事一覧

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