肉を食べて蛋白質(必須アミノ酸)を補給しよう

身長を伸ばすためには蛋白質、及びその材料となるアミノ酸が必要です。動物性の食品である肉にはタンパク質が豊富に含まれており、また必須アミノ酸がバランス良く、身長を伸ばすための蛋白源として適しています。しかし動物性の食品は植物性の食品と比べ、それを食べる事が「不健康」に繋がるという考えを持っている人もいます。ここではそんな「肉」について私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

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動物性の食品を食べて蛋白質(必須アミノ酸)を摂ろう

タンパク質を作るためにはその基礎となるアミノ酸が必要です。特にアミノ酸の中では「必須アミノ酸」が重要で、全てのタンパク質を作るために必要な最も基本的な材料になっています。よって身長を伸ばすためには、単にタンパク質をたくさん摂取するだけでなく、必須アミノ酸(全9種類存在する)を過不足なく摂取する事が重要になります。

特に動物性の食品である肉には、そんな必須アミノ酸がバランス良く含まれており、身長を伸ばすための蛋白源として適しています。また当ブログでは何度も言っていますが、骨はその芯の部分が「コラーゲン」というタンパク質の一種で作られています。「肉」と聞くと「筋肉に良い」というイメージが強いですが、実は骨の材料にもなり、その意味でも身長を伸ばすためになくてはならない栄養素の一つと言えるでしょう。参考記事→必須アミノ酸をバランス良く摂る

尚、タンパク質を多く含む肉をたくさん食べても、それだけでは身長は伸びません。何故なら肉に含まれている栄養素しか摂取する事ができないからです。身長を伸ばすためにはビタミンやミネラルも必要であり、肉だけに固執するのではなく、全体のバランスを考えましょう。無論ですが運動習慣や睡眠習慣の改善もセットで考えるべきです。



動物性の食品のメリット・デメリット

前述したように肉のような動物性の食品にはタンパク質が豊富に含まれており、これが最大のメリットになります。また肉以外に「タンパク質を多く含む食品」としては魚類、卵、乳製品、大豆製品、ナッツ類などが挙げられますが、実はこれらの内では動物性の食品の方が、必須アミノ酸がバランス良く含まれていると言われています。そのため身長を伸ばすためには肉類、魚類、卵、乳製品の方を定期的に食べる必要があります。

ただし動物性の食品は、加工法や調理法によっては塩分や食品添加物が多く含まれている事があります。消費量と摂取量のバランスが整っていればそれでも問題はないのですが、ろくに運動もせずに肉ばかり大量に食べると、健康上あまりよろしくありません。健康上のリスクを抑えるためには、ナトリウム(塩分)の排出を促す事ができるカリウムを多く含む植物性の食品を一緒に食べると良いでしょう。その他、元々の基礎代謝を高めたり、運動をしたりして、消費量を増やす事も重要であり、運動習慣だけでなく、睡眠習慣やストレスコントロールなど、生活習慣全体を見直す事が重要です。

またこれは肉に限った事ではないのですが、動物性の食品は部位や動物によっては脂肪が多く含まれており、カロリーが全体として高いという特徴があります。特に身長を伸ばすためには「摂取量が消費量を下回らないようにする」事が重要であり、エネルギー不足は避けなければなりません。つまりその意味では、脂肪を含んだ肉は有用なエネルギー源になる訳で、通常であれば避ける必要はありません。しかしそれは基礎代謝や運動量によって大きく変わります。消費せずに大量に食べても健康上のリスクが大きくなるだけですから、繰り返しになりますが、やはり食習慣だけでなく、生活習慣全体を見直すようにしましょう。

最後に念押しを。エネルギー消費量が多い人ほど脂肪の摂取によるエネルギー確保が重要になるので、「脂肪」に対して過敏になる必要はありません。「脂肪=不健康」という固定概念を持つべきではありません。



安価な値段の「成型肉」に注意すべし

ランクが付くような数万円もする高価なお肉は、その綺麗な見た目はもちろんの事、結合組織が非常に少ないので、口に入れた際の舌触りや歯応えが非常に柔らかく、口の中で溶けるように味が広がります。特にヒレ肉は脂肪が非常に少なく、逆に非常に高蛋白なので、蛋白質の補給源になるでしょう。まぁヒレ肉は単価が高く、質の高いものはとことん高いので、毎日食べる訳にはいきませんが、「高蛋白・低脂肪」という事は頭に入れておくと良いかもしれません。

一方、我々庶民がよく口にするような、一般的なスーパーなどで売られている安価な肉にはそれがありませんが、「筋っぽくて舌触りや歯ごたえなどが悪い」という事は、栄養を摂取する上では何のデメリットにもなりません。前述のように例え脂肪が多少含まれている肉でもエネルギー源になるので、身長を伸ばすためには全く関係ありません。気にせず、肉を食べると良いと思います。もし高蛋白を重視したいなら「鶏肉」が良いでしょう。ただしそれは蛋白質以外の栄養素がしっかり摂取できている事が条件です。繰り返しになりますが、蛋白質だけでは身長は伸びませんから、鶏肉をたくさん食べるだけで満足しないように。


尚、肉においては、実は「人工的に脂肪や食品添加物などを注入して品質を高める」という技術があり、その方法を用いれば、見た目、歯応え、味等を向上させる事ができます。これを「成型肉」と言います。

もちろんこれは客を騙す目的で行っている訳ではありません(笑) 例えば質の高い肉はその部分だけを切り取って商品にしており、残った部分に必ず「規格外の商品」が出てきてしまいます。その部分はそのままでは商品価値が低く、前述のように見た目や歯応えなどもあまり良くありません。しかしナマモノですので消費期限があり、そのままでは無駄になってしまうので、美味しく食べられる形にするために改めて加工する事で、値段を下げて販売しているのです。挽き肉やハンバーグなんかが良い例で、余った肉をまとめたり、それを焼いたりすれば消費期限を伸ばす事ができます。これはコスト削減の意味でも非常に重要な事です。

よって成型肉は決して「悪いもの」ではありません。しかし成型肉にはそのように脂肪、塩分、食品添加物が使われています。繰り返しになりますが、消費量と摂取量のバランスを何も考えず、肉ばかりたくさん食べる事では、それが健康上デメリットになる可能性はゼロではありません(最近は使われていないですが、人工的に作られたトランス脂肪酸が問題となる可能性もゼロではない)。

ちなみに見分け方としては単純に「成型肉」と書かれていたり、店頭に売られている商品に関しては見た目でも見分ける事ができます。例えば天然の加工されていない肉は繊維が一定の方向に並んでおり、切ってもボロボロほどけません。しかし成型肉では繊維の方向がバラバラになっているものがあり、実際に切るとバラバラになってしまいます。また唐揚げ、豚カツ、サイコロステーキ、挽肉などの商品、あるいは外食をする際の肉料理などでは、実際に噛んだり切ったりして断面を見る事で分かる場合があります。ただし高い技術によって、断面を見たり実際に食べたりしても分からないように加工している事も多いようです。


・・・で、何故この記事でこの話をしたのかというと、この「成型肉」というのは加工を行っている生産者と、それを買って食べる我々消費者との信頼関係があるからこそできる事で、やり方によっては、例えば元々安価だったスジ肉を寄せ集めてミンチ状にし、産地なども変えて「高級挽き肉」「高級ハンバーグ」などとして提供する事もできてしまうからです。実際にそれで客を騙してバレて・・・という事がニュースになったりしています。料理人でもあるまいし、さすがにミンチ状にして中までじっくり焼いてしまったら誰も分かりませんからね。

「安い」という事はそれなりに理由があります。「値段が安い=大量に買う事ができる=得をする」「加工する時間がない=あらかじめ加工されたものを買う」それは決して悪い事ではありません。しかしそれをするなら少しでも切り詰めて、それなりに良い肉を買い、それを自分で加工して子どもに与えた方がより安全だと個人的には思います。



様々な「肉類」に含まれている栄養素まとめ

ここでは肉類に含まれるそれぞれの栄養素(タンパク質・脂肪を除く)を簡単にまとめてみましたので参考までに。蛋白質のイメージが強い肉ですが、実はビタミンやミネラルも補給できます。特に全体として蛋白質の代謝に関わるビタミンB12が豊富です(肉以外では魚、魚類の卵、貝類などにも多く含まれる)。尚、部位ごとに特徴も違うのですが、それについてはさすがに多いので省略します。


●牛肉:部位は様々だが、全体としてビタミンB12や亜鉛が豊富、脂肪もそれなりに含まれる。一方、牛ヒレ肉は逆に低脂肪で高蛋白(高価)。またホルモン系ではセンマイ、コブクロ、ハツ、マメ、レバーが高蛋白・低脂肪、かつホルモン系はビタミン・ミネラルも豊富なものが多い。ちなみに牛スジ・テールはコラーゲンが豊富。
●豚肉:これも部位は様々だが、全体としてビタミンB1が豊富。脂肪は牛肉と比べれば少ない方。中でも豚ヒレ肉は最も低脂肪・高蛋白(高価)。またホルモン系ではコブクロ、ハツ、マメ、ガツ、レバーが高蛋白・低脂肪、かつホルモン系はビタミン・ミネラルが豊富な物が多い。ちなみに豚足・スジ肉はコラーゲンが豊富。
●鶏肉(鶏以外の鳥の肉も含む):鳥の肉は全体としてビタミンやミネラルの栄養価は高くないが、低脂肪かつ高蛋白で、動物性の食品の中ではカロリーも低い。中でも胸肉・鶏のササミ・砂肝は非常に低脂肪となっている。ちなみに皮は逆に高脂肪、また手羽先は脂肪とコラーゲンが豊富。
●馬肉:高蛋白・低脂肪。ビタミンB12を豊富に含む。店頭でもそれなりに見かける。
●ヤギ肉:高蛋白・低脂肪。ナイアシン、ビタミンB12、鉄、亜鉛等が含まれるが詳細は不明。店頭でも見かける事がある。
●ラム肉:高蛋白だがそれなりに脂肪も含む。ナイアシン、ビタミンB12、亜鉛等が含まれるが詳細は不明。店頭でもそれなりに見かける。
●イノブタ肉・イノシシ肉:高蛋白だが意外にも脂肪が豊富。ビタミンB群や亜鉛などが含まれるが詳細は不明。店頭ではあまり見かけない。
●ハト肉:高蛋白で低脂肪。他ではビタミンB群や鉄分などを含むとされるが詳細は不明。店頭ではあまり見かけない。
●ウズラ肉:高蛋白だがそれなりに脂肪も含む。他ではビタミンB群、ビタミンK、鉄分などを含むとされる。店頭ではあまり見かけない。
●鴨肉:高蛋白で低脂肪、かつビタミンB群、ビタミンD、鉄分、銅をいずれも豊富に含むとされる。あまり知られていないが栄養価が高い。ただし店頭で見る機会は少ない。見かけたらラッキー、迷わず買おう。
●シカ肉:高蛋白で低脂肪。ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、鉄分、亜鉛等が含まれるが詳細は不明。店頭ではあまりに見かけない。
●クジラ肉:魚類ではなく哺乳類なのでいちおう「肉」。高蛋白で低脂肪。ビタミンB12と鉄分を豊富に含む。尚、食べる機会は少ないが、生物濃縮による重金属の問題があるため、そもそも毎日食べる事はできない。これはマグロなどでも同じ。
●鶏・豚・牛レバー:低脂肪かつ高蛋白。またビタミンB群、ビタミンA(レチノール)、鉄分、亜鉛をいずれも豊富に含み、非常に栄養価が高い。ただしビタミンAの過剰摂取の問題もあり、毎日食べる事はできない。数日おきなど不定期で食べる事をオススメする。



蛋白質を補給できるオススメのプロテイン・サプリメントなど

もし肉が苦手だという人は以下のようなプロテインやサプリメントをオススメします。特にプロテインは必須アミノ酸のバランスが良く、一般的な動物性の食品とは違って脂肪も塩分も殆ど含まれていないため、蛋白質の補給源として最適です。プロテインと聞くと「筋肉に良い」というイメージがありますが、身長を伸ばすためのサポートとしても重要です。ただしプロテインは蛋白質しか摂取できないので、ビタミンやミネラルなどは別途補給が必要です。

バルクスポーツ アイソプロ

これはホエイプロテインです。特に「WPI(Whey Protein Isolate)」という精製法で作られ、蛋白質以外の不純物が殆ど含まれていません。そのため牛乳でお腹が緩くなる人も飲む事ができ、蛋白質以外「余計なものを摂りたくない」という人にオススメです。飲むタイミングは基本的に運動後(20〜30分後)がベスト、それ以外は普段の食事時に飲むと良いでしょう。尚、プロテインでは蛋白質以外の栄養素を摂取する事はできないので、他のサプリメントで補給する必要があります。
ネオセル コラーゲンパウダー
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これはコラーゲンの粉末です。摂取量の目安はありませんが、1回数gを小分けにして摂取すると良いでしょう。尚、摂取の際にはパイナップルジュースに入れて溶かし、少し時間を置いてから飲む事をオススメします。パイナップルには蛋白質分解酵素が含まれており、これによってコラーゲンの分子がバラけ、コラーゲンに多く含まれるアミノ酸の吸収率を高める事ができます。
いなば とりささみフレーク 70g×24個
いなば とりささみフレーク 70g×24個
鶏のササミは肉類の中でも低脂肪かつ高タンパクであり、タンパク質を摂るのに最適な食品の一つです。尚、ササミは通常の肉屋で普通に買えるので塩分の多い缶詰である必要はありません。また脂肪分が少ないのがポイントなので、油をあまり使わないよう調理法には工夫が必要です。


参考記事一覧

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