腸内環境の改善で身長が伸びる?その関係について

「身長を伸ばす事」と「快便」・・・一見すると関係ないように思いますが、腸内環境を整え、便通を改善する事は、実は身長の伸びに良い影響を与えます。ここではそれについて私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。


いっトイレ.jpg

★当記事の目次

ここでは当記事内の章をリスト化しています。クリックする事で直接その場所へ飛ぶ事ができます。また戻りたい場合には各章の一番下にある「当記事の目次まで戻る」をクリックする事で再びこの場所に戻ってくる事ができます。



老廃物の排出に必要な便通改善

胃と腸は食べ物を消化・吸収するために働く臓器です。特に大腸は老廃物を排出する重要な役割があります。

人間は小便(尿)、大便、汗、皮脂、咳や痰、呼吸(呼気)、クシャミ、涙などによって、体内にある物質を排出する事ができます。特にそれらの中でも最も大きな割合を占めているのが「大便」で、体外に排出させる方法の中で、「8割以上」を占めているとも言われています。

特に人間が健康を維持していくためには、古くなった細胞を新しく作り変え、それを常に繰り返す必要があります。それこそが新陳代謝です。しかしその過程では意図せず、古くなった物質、不要になった物質、あるいはそのままだと有害となる物質ができてしまいます。その排出はできるだけスムーズに行われなければならず、大便はそれを排出する方法として適しているのです。

そうして排出されるべきものが排出されず、それが体内に蓄積しやすくなる事では、新陳代謝の過程を邪魔してしまう事があります。例えば食べ物や栄養素の消化・吸収・代謝を邪魔したり、血液や水分の巡りを悪くしたり、脳や他の臓器の働きを鈍らせたり、あるいは単純に怪我や肌荒れなどの治りを遅くしたり、免疫力が低下して病気にかかりやすくなるという事も考えられます。それを正常化するという事は当然身長の伸びにも関わってきます。


ちなみに「大便」と聞くと、食物繊維がその元になるというイメージですが、そのように大便には食べ物以外にも様々な物質が含まれています。例えば大便特有のあの茶色は、実は古くなった赤血球の色素が代謝された過程でできたものです。赤血球は蛋白質の中でも非常に合成が活発で、常に新しく作り変える必要があるので、そうして古くなってできる老廃物も多い訳です。まぁ便の色が何故茶色なのか、なんて事を疑問に持つ人なんて殆どいないですけどね(笑)

また「尿(小便)」の元になる「尿素」はアンモニアからできたものです。実はこのアンモニアも、元々は細胞(蛋白質及びアミノ酸)に含まれる「窒素」が元になっており、窒素をそのままの形で排出する事ができないので、そうしてアンモニアへと形を変え、それを代謝する事で尿として排出しているのです。しかしアンモニアは人体にとって有害なものであり、その排出はできるだけスムーズでなければなりません。新陳代謝が活発なほどアンモニアができる量も増えるので、尿の役割も非常に重要なものです。



発汗によるデトックス効果は実は微々たるもの

例えば半身浴、有酸素運動、サウナ、あるいは辛い食べ物を食べる事では「発汗」を促す事ができます。老廃物の排出はこの発汗によっても行う事ができると多くの日本人が信じており、それによる効果をいわゆる「デトックス効果」などと言う事があります。健康のため、痩せるためにと、それを意識的に行っている人も多いです。

しかし発汗によるデトックス効果は実際は微々たるもので、汗として排出されるのは主に水分、ミネラル、水溶性ビタミンぐらいです。これは前述のような「便」としての役割を考えれば当然の事です。そもそも汗自体の量が少ないです。また発汗する事では余分な水分が排出され、一時的な浮腫の改善あるいは体重の減少は考えられますが、体重が大きく減少するほどの発汗は、脱水症状、乾燥、皮脂の過剰分泌、熱中症、筋肉の痙攣などを招く事があります。大量に汗をかく場合、水分や栄養補給はむしろ意識的に行うべきで、それを疎かにしてただ汗をかくだけでは、逆に健康を害してしまいます。「汗をかく=痩せる」などと安易に考えるべきではありません。


ちなみに気温の激しい上下動によっては、いわゆる「夏バテ」になる事もあります。夏バテは主に自律神経の疲労によって起こると言われていますが、実はそのように排出量が摂取量を上回る事で起こる「ナトリウムの不足」が大きな原因だという説があります。ナトリウムは胃液に含まれる胃酸の材料になっていたり、筋肉の収縮を制御する役割があるので、それが不足する事で胃腸の働きが鈍り、消化・吸収が上手くできなくなるのです。

また「ナトリウム(塩分)」と言えば高血圧の原因になるという事もあって、制限した方が健康に良いというイメージがあります。またそのナトリウムの排出を促すカリウムは、逆に意識的に摂取した方が健康に良いというイメージがあります。しかし実際はどちらも必須栄養素であり、どちらが多すぎても少なすぎてもいけません。重要なのは「カリウムとナトリウムのバランス」です。ナトリウムを過度に制限したり、カリウムばかりを摂取しようとするのではなく、「自分にとって適切な量」を見極めましょう。


腸内で作る事ができるビタミンB群とビタミンK

骨の形成に必要不可欠なカルシウムは、ビタミンDやビタミンKによって吸収を促す事ができます。この内「ビタミンK」は腸内細菌が食物繊維を分解する際に合成する事ができ、一部は腸内から供給されます。このため腸内環境が崩れると、ビタミンKを効率良く作る事ができなくなり、ビタミンKが不足、カルシウムの吸収が悪化、骨を効率良く作る事ができなくなる可能性があります。

特にビタミンKが合成される場所は、栄養素が吸収される小腸よりも遠く、いくら体の中から補う事ができると言っても、その供給はあまり効率が良くないと言われています。このためビタミンKは腸内の分と合わせ、食事からしっかり補給する事が重要になるでしょう。そんなビタミンKは大豆や緑色野菜に多く含まれています。もちろん食物繊維自体もビタミンKの供給源になるため、植物性の食品全般を食べましょう。ただし胃の容量には限りがあるので、植物性の食品を食べる事で動物性の食品が疎かにならないようには注意すべきです。

この他、腸内細菌はビタミンB群を合成する事もできます。ビタミンB群とはビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチンの8種類の事で、これには糖・蛋白質・脂肪の代謝の際に必要な酵素の働きを補助する役割があります。特に重要なのは蛋白質の代謝及び細胞の分裂・合成に必要なビタミンB6、ビタミンB12、葉酸です。腸内環境が悪化するとこれらビタミンB群も作る事ができなくなり、新陳代謝が悪化、身長の伸びに悪影響を及ぼす事があります。

ちなみにビタミンB群の中でも、ビタミンB12だけはやはり栄養素が吸収される場所から遠い場所で合成されるため、効率良く供給できないと言われています。特にビタミンB12は動物性の食品が主な摂取源になるため、植物性の食品とのバランスを考えた摂取が重要になります。肉、魚、卵は必ず一品以上取り入れましょう。またそれ以外のビタミンB群も、妊娠前〜授乳中及び成長期には必要量が増えます。やはり腸内細菌による合成量と合わせ、食事でも意識的に摂取、そして必要に応じてサプリメントも利用すべきです。



睡眠習慣の改善を先に考えるべし

「腸内環境を整えよう」とした時、多くの人が食事だけで何とかしようとします。例えば発酵食品のヨーグルトや納豆を食べたり、食物繊維の含まれる野菜や果物を食べたり、デンプン質の多い芋を食べたり、あるいは人によっては植物性の油を摂取したり、そういった効果のあるサプリメントを飲んだりする人もいると思います。しかし腸内環境には食事以外にも様々な要素が関係しており、食習慣の改善だけで良くなる事は稀です。そもそもそれだけで良くなったら誰も苦労しません。

例えば腸内環境を崩す大きな原因の一つ「睡眠習慣の乱れ」があります。特に睡眠は、1日の内、最も大きな割合を占める生活習慣であり、その積み重ねによる効果は我々が想像する以上に大きなものがあります。睡眠は胃腸を休めるためにも重要であり、いくら体に良いものを食べても、胃腸が活動的でなければ消化不良を起こし、異常に便の量が増えたり、便が固くなったり、下痢をする事にも繋がります。そんな胃腸を疎かにして食事だけを変えても、腸内環境は良くなりません。

また睡眠習慣の改善と合わせて行うべきなのが「ストレスコントロール」です。特に思春期はホルモンバランスや環境の変化からストレスに敏感な年頃です。睡眠習慣が崩れると、精神安定に必要なホルモンバランスが悪化、ストレス耐性が低下、ストレスの量が増える事で、腸内環境は更に悪化してしまいます。例えば緊張してお腹が緩くなる事があるように、あれも心と体のバランスが崩れる事で起きています。ストレス状態を改善せずには腸内環境は良くなりません。

この他、運動も重要です。特に全身をよく使うような運動は、代謝を活性化させ、臓器の働きを促します。またお腹をよく動かせば、臓器に直接的な刺激を与える事ができ、それによっても臓器の働きを促します。生活習慣全体を見直しましょう。



発酵食品と食物繊維について考える

腸内環境を悪化させる原因の一つに「食物繊維の摂り過ぎ」があります。お腹に良いから、便通に良いから、健康に良いからなどと言って、食物繊維ばかりを集中的に摂ろうとする人が多いのですが、そもそも食物繊維は消化酵素では殆ど分解できず、例え分解できても殆どエネルギーになりません。また食物繊維を処理する腸内細菌、及び腸それ自体が上手く活動していなければ、ただ負担をかけるだけです。繰り返しになりますが、生活習慣全体を見直すべきです。

また食事制限がメインとなるダイエットをしている場合、食物繊維を摂取するしない以前に、栄養素の絶対量が足りていない事が多いです。その状態で、更に食物繊維ばかりを集中的に摂取する事では、栄養バランスが余計に悪くなるという事も考えられます。そもそも全体の栄養バランスを考えていれば、食物繊維は自然に摂取できているはずで、本来意識的に摂取すべき栄養素ではないはずです。意識的な摂取が必要な時点で、既にどこかに偏りがあるのです。そんな状態で食物繊維だけを摂取しても、腸は動いてはくれません。

特に野菜ばかりを食べるような極端な食習慣では、食事全体から得られるエネルギーが足りず、いわゆる「省エネ体質」になってしまう可能性が高いです。野菜はビタミンの摂取には良いですが、エネルギーにはならず、省エネ体質になると、エネルギー消費の激しい筋肉を維持する事よりも、脂肪のように長期に安定したエネルギーを節約しながら、「今を生きる」事を優先させるようになります。すると筋肉が落ち、その筋肉の維持に必要だった代謝が低下、すなわち基礎代謝が大きく低下する事になります。その状態で食事を戻せば、いわゆる「リバウンド」のリスクも高まるでしょう。

更に「健康に良い」とされているヨーグルトや納豆などの発酵食品も同じです。そればかりを集中的に食べる事では、やはり全体の栄養バランスの偏りを招きます。例えばヨーグルト。カルシウムは含みますが、水分量が多く、全体の栄養価は実はかなり低いです。一方、納豆。これは逆に栄養価は高いですが、ビタミンA、ビタミンC、ナイアシン、ビタミンEなど、実は欠けている部分も結構あります。それを考えれば、「それだけ」を食べるよりも、「様々な食品から、様々な栄養素を摂取する方が体には良い」という事が分かるはずです。他ではキムチや味噌なんかも同じですね。

心身の健康を維持するためには「人体にとって必須の栄養素を、満遍なく摂取する」事が大前提です。特定の食べ物、あるいは特定の栄養素にばかり集中し、それ以外の栄養素が疎かになってしまったら、いくら体に良い物を食べても身になりません。「特定の食べ物や栄養素を摂取するだけで便通を改善しようとする」という考え方が、そもそも間違いなのです。今こそ認識を改めるべきでしょう。


ちなみに乳酸菌は胃液や腸液によってその多くが失活すると言われています。一説によれば活動を停止した菌にも免疫機能を高める作用があるとも言われているため、決して全く効果がないという訳ではありませんが、元々持っている菌を育てる事の方が重要だと思います。また中には「生きたまま届く」とされる菌も発見、開発されていますが、それがそのまま腸内に定着するかどうかは別の問題と言われています。



腸内環境とセロトニンの関係について考える

腸内細菌は神経伝達物質の一種である「セロトニン」を合成する事ができます。特に腸内のセロトニンは粘膜に多く存在し、腸の蠕動運動を活性化させる作用があると言われています。またそれにより腸の活動が促されると、腸内の水分量が増え、便が柔らかくなります。そのため腸内のセロトニンの量を増やす事ができれば便通が改善されます。便通が改善されれば精神状態にも良い影響を与えます。

ただし腸内のセロトニンは脳内にそのままの形で届く事はありません。そのため腸内のセロトニンを増やしても、脳内で分泌されるセロトニンと同じ作用をもたらす訳ではありません。腸内環境を整えた事による精神的な作用は、あくまでそのように便通が改善された事によるものと思われます。もちろん腸内のセロトニンは、腸以外では血管の収縮や血液の凝固などにも関与している事から、脳にも何らかの作用をもたらすと思われますが、あくまで間接的な作用です。

一方、脳内で分泌されたセロトニンの影響は全身へ及びます。特に脳内のセロトニンは、過度なストレスによって分泌が不安定になる事があり、分泌が過度に行われた時には当然腸の活動にも影響を与えます。これにより腸の蠕動運動が異常に活性化され、腸内のセロトニンの量が不安定化、便の水分量が異常に増え、下痢を繰り返してしまう事があります。これが「過敏性腸症候群(IBS)」の原因になると言われています。このためストレスと腸内環境に関しては密接に関係しており、腸内環境を整えるためにはやはりストレスコントロールが重要になるでしょう。



運動習慣と胃腸の活動について

運動習慣によっても胃腸の活動は大きく影響されます。例えば日常的に椅子に座った姿勢を続けていると背中が丸くなり、お腹や背中にある筋肉が衰えてしまいます。特にお腹や背中にある筋肉は体の奥にある臓器を支え、その位置を安定化させたり、あるいは周囲の血液を温め、体温の上下動を抑える役割があります。それが衰える事では、当然胃腸の働きが鈍くなる可能性があります。

お腹周りの筋肉をよく動かすような「全身運動」は、胃腸へ直接的な刺激を与える事ができ、胃腸の働きを活性化させる事ができます。またそのような全身運動は心臓から遠い場所への血流を促します。それによって末梢へスムーズに血液が送られるようになれば、身長の伸びにも良い影響を与えます。

また最初の方にも書いたように、人間の体は古い細胞を新しく作り変える事によって常に健康を維持しています。運動によって骨や筋肉の細胞に刺激が与えられると、それをより強固なものにするため、関係する栄養素の吸収及び代謝を促すようになり、自然と栄養素を欲するようになります。それによっても胃腸の働きを活性化させる事ができます。あまりにハードだと自律神経にとってストレスとなり、逆に胃腸の働きが弱ってしまう事もありますが、適度な運動を行い、「代謝を促す必要がある状態」を作り出す事も、胃腸を活性化させるためには重要な事です。


このように腸内環境及び便通を改善していくためには、「食事」「運動」「睡眠」「ストレス」などといって、生活習慣全体の改善が必要です。たくさん食べ、たくさん運動をし、たくさん寝て、たくさん笑って、活動と休息のメリハリをつけましょう。それを続ける事ができれば、食習慣の改善だけに頼らなくとも、自然と腸内環境は良くなっていきます。



オススメのサプリメントまとめ

ここではオススメのサプリメントをまとめています。参考までに。

ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン&ミネラル

ビタミンとミネラルをまとめて摂取できるサプリメントです。ただしビタミンB群とビタミンCについてはこれだけでは足りません。可能ならば追加で補給する事をオススメします。またサプリメントだけだとミネラルも心配なので、普段の食事も重視すべきです。サプリメントを摂取するだけで満足しないよう。
ヘルシーカンパニー イヌリン

これは水溶性食物繊維の一種であるイヌリンです。1日10gまでが目安です。1回1〜3gを3回に分け、毎食時に摂取すると良いでしょう。ただしお腹が張る事があるので、最初は少ない量で様子を見るべきです。ちなみにイヌリンはゴボウ、キクイモ、玉ねぎ、ニンニクなどに多く含まれています。
ナウフーズ B-50

ビタミンB群をまとめて摂取できるサプリメントです。マルチビタミンと併用する場合、1日1回1粒が目安、併用しない場合、1日2粒を2回に分けて摂取すると良いでしょう。
ナウフーズ 脂溶性ビタミンC
ascorbyl-palmitate.jpg
これはビタミンCを摂取できるサプリメントです。通常のビタミンCよりも緩やかに吸収されると言われています。1回500mgを朝と晩の2回に分けて摂取すれば十分でしょう。


<お知らせ>
当ブログが電子書籍になりました!
ご興味のある方は「電子書籍について」からどうぞ!!

↓当ブログを応援して下さる方は1日1回で構わないのでクリックをお願い致します↓
FC2ブログランキング人気ブログランキングブログ王にほんブログ村BSブログランキングPVランキング

★オススメの商品一覧★

※ランダムに表示されています。