過剰摂取により身長の伸びに悪影響を及ぼす可能性がある食べ物

身長を伸ばすためには食事の量が必要です。しかし過剰摂取すると逆効果になるものもあります。この記事では過剰摂取した際、身長の伸びに悪影響を及ぼす「可能性のある食べ物」を私なりにまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、あくまで「食べ過ぎた場合」の話であり、また「食べ過ぎる」の範囲は人によって個人差があります。

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★当記事の目次

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リン酸化合物(食品添加物)を摂り過ぎると身長が伸びなくなる?

リン酸化合物とはミネラルの一種である「リン」の形が変化したものであり、リン自体は人間にとって必要不可欠な栄養素の一つです。当ブログでは何度も言っていますが、骨はカルシウムだけで作られている訳ではありません。骨にあるカルシウムはリンと結びついて「リン酸カルシウム」という形になっており、カルシウムとリンは非常に結び付きが強いという特徴があります。しかし実はその結びつきの強さ故に、リンを摂り過ぎると、逆にリンが骨にあるカルシウムを血中に溶け出させたり、血中のカルシウムと結合して吸収を阻害し、骨を脆くしてしまうと言われています。ですのでいくら骨を作るために必要なリンであっても、摂り過ぎる事は身長の伸びに悪影響となる可能性があるのです。

そんなリンは主にインスタント食品、冷凍食品、お菓子類など「加工食品」に多く含まれています。一般的に消費期限・賞味期限が短いものにはできるだけ味、風味、鮮度を保つために「食品添加物」が使われており、リンはその食品添加物に多く使われています(もちろん野菜や肉など加工されていない食品にも含まれる)。食文化が発展した現代においては食品添加物を口にしない方が珍しく、現代人は摂取する機会に恵まれています。もちろん人間にとって必要不可欠なミネラルの一つですので、摂ったからと言ってすぐに悪い影響が出る訳ではありませんが、意識しなくとも自然と摂れているミネラル(自然な食品にも含まれている)なので、むしろ可能な限り摂らないよう注意すべきでしょう。

尚、食品添加物の過剰摂取を防ぐためには「手料理」が重要です。これは言い方を変えれば「親の料理の腕が子どもの発育に大きく影響する」という事を意味しており、自分の子どもを「大きく育てたい」のであれば、せめて料理の勉強はしておいた方が良いでしょう。ただし何度も言うようにリン自体は人体にとって必須であり、過度に手料理にこだわる必要もありません。時間やお金は有限であり、時には手(を抜いた)料理も必要だと思います。



食物繊維を摂り過ぎるとどうなる?

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食物繊維は一般的に「健康に良い」とされる栄養素の一つで、特に腸内環境改善・便通改善に効果があると言われています。そのため日本人では意識的に食物繊維を摂っている人は多いと思います。しかし意識的に食物繊維を摂る必要のある人というのは「食物繊維が不足している人」だけです。本来バランスの良い食事をしていれば食物繊維は自然に摂れており、意識的に摂る必要はないはずなのです。ですので、普段から十分に食物繊維を摂っている人が意識的に摂ろうとすると、逆に食物繊維を摂り過ぎてしまったり、栄養バランスが偏ってしまうという事があり得ます。

特に食物繊維は「過剰摂取によってミネラルの吸収を阻害する」と言われています。もちろん本来は逆で、食物繊維の適度な摂取はむしろミネラルの吸収を促すとも言われていますが、特にカルシウムはミネラルの中でも必要量が多い上、元々不足しやすい女性(女性としての機能の維持にカルシウムが必要な他、ダイエットで制限されるため)では不足するリスクが高いです。つまり女性では身長を伸ばす以前に骨が脆くなるリスクがある上、ただでさえ栄養素の絶対量を確保する事が難しいのに、食習慣が食物繊維で満たされてしまう危険があります。

尚、食物繊維自体には糖の吸収を抑制する効果があると言われています。つまり食物繊維を摂る事では急激な血糖値の上昇を防ぎ、糖の蓄積を抑え、それによって余った糖から脂肪への変換すなわち脂肪の蓄積も抑える事ができる訳です。しかし糖や脂肪はエネルギー源として重要であり、身長を伸ばすためには細胞が活動的でなければなりません。食物繊維を過剰摂取すると全体としてのエネルギーが不足してしまう事があり、昼間の活動量の低下、筋肉量の低下、基礎代謝の低下、免疫力の低下などが起こり、逆に健康を害してしまう場合もあります。

何より食物繊維自体は「消化ができないもの(消化酵素では分解できない)」で、エネルギーにもなりません。食物繊維を摂るだけで便通を改善しようとすべきではないでしょう。参考記事→身長を伸ばす事と便通について



塩分・脂肪分・糖分を摂り過ぎると身長が伸びなくなる?

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塩分の過剰摂取に注意

塩分(ナトリウム)は体にとって必要不可欠なミネラルの一つで、胃酸の材料となったり、細胞内外の浸透圧を調節し、水分量を適切に保つ役割があります。しかし摂り過ぎると高血圧、肥満、動脈硬化などの生活習慣病の原因になると言われています。例えば身長を伸ばすためには動物性蛋白質が重要ですが、動物性の食品は加工の仕方や調理の方法によって塩分の多く含まれているものがあり、意図せず塩分を摂り過ぎてしまう事があります。動物性の食品をたくさん食べる場合、植物性の食品に含まれるカリウムの量を増やしましょう。緑色野菜や大豆製品に多く含まれるカリウムにはナトリウムの排出を促す効果があります。

ただし逆にナトリウムが不足すると骨が脆くなる事があります。これは骨には微量ながらナトリウムが含まれているためです。また一時的に大量の汗をかいた時にもナトリウムが不足する場合があり、不足すると筋肉のスムーズな収縮ができなくなって痙攣を起こしたり、体温調節が上手くできず熱中症になりやすくなったり、胃酸の分泌が悪くなって、胃もたれや夏バテになる事があります。重要なのはカリウムとナトリウムのバランスであり、どちらかを過度に制限したり、過度に摂取したりすべきではありません。



脂肪の過剰摂取に注意

脂肪と聞くと「太る」イメージを持っている人は多いですが、脂肪には「必須脂肪酸」と呼ばれる体に必要不可欠な「脂肪の種類」があります。必須脂肪酸は更に「ω-3脂肪酸」と「ω-6脂肪酸」に分けられ、現代人ではこの内「ω-3脂肪酸」が不足傾向、「ω-6脂肪酸」の方は摂り過ぎていると言われています。このバランスが崩れると脂肪の代謝が崩れる他、アレルギー・炎症反応が起こりやすくなるとも言われています。これはω-6脂肪酸が免疫に関わる重要な物質の材料になるからで、またω-3脂肪酸はそれを抑制する役割があるからです。

身近な食べ物だと「唐揚げ」が良い例です。唐揚げは動物性蛋白質を摂るために適していますが、揚げ物であるので調理に大量の油(ω-6脂肪酸)が使われており、また味付けのための塩分もそれなりに多く、更には衣には糖も豊富に含まれています。唐揚げは手軽な料理なので誰でもたくさん食べる事ができてしまいますが、そればかりを食べるような偏った食生活を続けていては体は大きくなりません。身長を伸ばすためには「好きな食べ物をたくさん食べれば良い」訳ではないという事です。

特に日々の食習慣においてはω-6脂肪酸を抑え、ω-3脂肪酸を摂る事が重要になるでしょう。尚、ω-3脂肪酸は青魚や天然の植物油(シソ、アマニ、エゴマ等)に含まれています。動物性の食品を食べる際には調理法に工夫し、またその一部を青魚に置き換えましょう。

一方、そうして脂肪を制限する事では、食事全体のカロリーが不足します。それにより省エネ体質となり、筋肉の蛋白質の合成が阻害され、また脂肪をむしろ節約しながら少しずつ使うようになってしまう事があります。それによって筋肉が落ち、基礎代謝が低下する事になり、それが身長の伸びを悪くしてしまう事があります。身長を伸ばすためにはカロリーも脂肪も、運動量に合わせ、それなりには摂取しなければなりません。摂取量は消費量を常に上回るようにすべきです。



糖の過剰摂取に注意

糖は確かに脳や筋肉を動かすために必要なエネルギー源ですが、脳や筋肉を日常的に動かしていなければ糖は消費されません。運動習慣が少ない人の場合、消費しきれなかった糖は高血糖などのリスクを増やし、またいずれ脂肪として蓄えられ、肥満の原因にもなります。特に一度脂肪になってしまうと糖質制限や有酸素運動を行う事でしか効率良く減らす事ができなくなります。脂肪は糖の倍以上のエネルギーがある上、正しい有酸素運動でも一度に燃やす事のできる脂肪の量は多くありません。

よって糖は糖の状態の時に消費する事、そして摂り過ぎず摂らな過ぎない事が重要です。例えばテレビではよく部活動の寮生活において茶碗山盛りのお米を食べる子どもが映りますが、あれは運動を行うためのエネルギーとして摂取しているのであって、身長を伸ばすという点において重要なのは糖の含まれるお米をたくさん食べる事ではありません。蛋白質を摂取する事と、糖と蛋白質を一緒に摂取する事の方が重要です。米を食べる事に固執しすぎないようにしましょう。



シュウ酸を摂り過ぎると身長が伸びなくなる

聞き慣れないと思いますが「シュウ酸」はホウレンソウ、キャベツ、里芋などに含まれている栄養素の一つで、特にカルシウムと非常に結び付きが強いという特徴があります。ホウレンソウ自体は非常に栄養価が高い食品で、ビタミン・ミネラルの栄養補給には適していますが、食べ過ぎるとカルシウムの吸収を阻害し、身長の伸びに悪影響を及ぼす事があります。固執して食べ過ぎないように注意しましょう。もしくはシュウ酸が多く含まれる食品を食べるのであれば、カルシウムを多めに摂取したり、ビタミンDやビタミンKを多めに摂取すると良いかもしれません。



牛乳を飲み過ぎると身長は伸びなくなる?

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牛乳は一般的に「身長を伸ばすために必要不可欠な飲み物」として知られていますが、牛乳をたくさん飲んだからといって身長が伸びるとは限りません。何故なら「牛乳に含まれる栄養素だけでは不十分」だからです。

牛乳に含まれる栄養素ではカルシウム、タンパク質(肉や魚と比べれば実際にはそうでもないが・・・)、脂肪が豊富に含まれています。しかし身長を伸ばすためにはカルシウムとタンパク質だけではなく、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンK、ビタミンB群、亜鉛、マグネシウムなど様々な栄養素が必要です。牛乳にはそれらは殆ど含まれていないため、牛乳ばかり飲むと逆に栄養に偏りが生まれ、身長の伸びに悪影響を及ぼす事があります。もちろん飲まないよりはマシですが、「牛乳だけでお腹が満たされる」という事がないように十分に注意しましょう。子どもは何も考えずにただガブ飲みしがちですからね。

尚、それは牛乳に限った事ではありません。いくらたくさん食べても一つの食品に固執する事は逆に栄養の偏りを招き、身長の伸びに悪影響を及ぼす事があります。栄養バランスの良い食習慣を心がけましょう。



身長の伸びに悪影響を及ぼすその他の食べ物

・アルコール:未成年であれば法律上では摂る心配はないですが、隠れて飲もうとする人もいるので一応。成長期においてアルコールを摂ると脳の成長や健全な性の発達を邪魔する事になります。また少なからず依存性があり、一度習慣づくと中々止められず、摂取量もどんどん増えていきます。
・カフェイン(コーヒーなど)やタンニン(茶、柿など):過剰摂取した場合の話ですが、カルシウムなどのミネラルの吸収を阻害すると言われています。飲む習慣のある人では飲まないと落ち着かない(特にカフェインは依存性がある)人が多いので、飲み過ぎには十分注意が必要です。尚、カフェインには一時的な心身活性化作用、タンニンには抗酸化作用などがあると言われています。
・激辛の食べ物:辛い食べ物が好きな子もいるかもしれませんが、実は辛い食べ物は味調整のために塩と砂糖が大量に使われています。それによって辛い食べ物を食べる事を習慣化させると、気付かずに塩分や糖分を摂りすぎてしまう事があるので注意しましょう。また辛い食べ物には体温を上昇させる効果がありますが、同時に水分とミネラルが体から排出されるので、辛い食べ物を食べれば食べるほど水分やミネラルの必要量は多くなります。食べるのは構いませんが、水分補給及びミネラル補給は決して怠らないようにしましょう。

ちなみに辛い食べ物は「脂肪を燃やしやすくする」のであって、直接脂肪を減らす訳ではありません。脂肪を燃やすためには運動が必要です。しかし辛味成分である「カプサイシン」は知覚神経を刺激する事ができ、心身を一時的ではありますが心身を活性化させたり、あるいは大豆製品(大豆イソフラボン)と組み合わせる事で、成長ホルモンの分泌を促す事に繋がるという話もあります。食べすぎなければ問題はありません。



参考記事一覧

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