無酸素運動と有酸素運動を理解しよう

運動は主に「無酸素運動」と「有酸素運動」の2つの種類に分ける事ができます。ここではそれついて私なりに考えた事を書いてみます。尚、無酸素運動と有酸素運動については別ブログ「体質を改善したい人のための知識集」にある『「テーマ」体質を変えるための運動術』に詳しくまとめているのでそちらをご覧下さい。


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無酸素運動とは?

無酸素運動は文字通り酸素を使わずに行う運動の事で、短時間の内に大きな力を発揮できます。一方、持続力はなく、すぐに筋肉は動かなくなっていきます。秒数にするとだいたい40秒程度です。尚、エネルギーは普段から筋肉内に蓄える事ができます。しかしそうして完全に消費されると、回復するまでに数日かかる場合があります。

尚、筋肉に蓄えるエネルギーは「グリコーゲン」です。グリコーゲンは糖の一種なので、食事からの糖の摂取、及び日常的な運動習慣によってその貯蔵量を高める事が重要です。しかし運動習慣のない人では元々グリコーゲンの貯蔵量が少なく、些細な動作を繰り返すだけで簡単に疲れてしまいます。特にダイエットなどで糖を制限している人では、それが慢性的な疲労感に繋がり、昼間の活動量の低下、及び単純に「やる気の低下」に繋がっていきます。それはストレス状態や睡眠習慣の乱れにも繋がる事があり、身長の伸びに悪影響を及ぼす事があります。


無酸素運動で身長は伸びるのか?

無酸素運動の代表例が筋トレです。しかし筋トレは筋肉にストレスを与える運動であって、骨にストレスを与える運動ではありません。身長を伸ばすには成長ホルモンの分泌が必要であり、筋トレを行う事ではむしろ成長ホルモンの分泌を促す事もできますが、多種多様な運動を行う方が効果的です。

また激しい運動を行うためにはエネルギーが必要です。決して「筋トレ=身長が伸びない」という事ではありませんが、エネルギー消費量が増えているのに食事が伴っていなかったり、休養のための睡眠が疎かになっていたりすると、それによって身長の伸びに悪影響を及ぼす事があります。特に思春期以降では筋トレをしたがる人が増えるので、この点には十分注意しましょう。

行うのであれば「地から足を離す、瞬発的な運動」を行うと良いでしょう。例えばジャンプや短距離走などです。


有酸素運動とは?

有酸素運動は文字通り酸素を使って行う運動の事です。大きな力は発揮できませんが、酸素を使いながら、体内にあるエネルギーを少しずつ燃やして運動を行います。それにより長時間の運動が可能になります。エネルギーとなるのは糖、脂肪、乳酸です。

そのように有酸素運動は「少しずつエネルギーを使って行う長時間の運動」の事です。「有酸素運動=つらい」イメージを持っている人も多いですが、運動は激しすぎると無酸素運動の要素が出てしまいます。特に普段から運動を行っていない人ではその強度設定が上手くできず、「有酸素運動を行っているつもりだが、実際には有酸素運動になっていない」事が多いのです。例えばウォーキング一つにしても腕の振り方や歩幅の大きさ次第で変える事ができ、そうして自分で強度を調節する必要があります。

ちなみに有酸素運動は「長時間続けるほど良い」という訳でもありません。何故なら、あまりに長時間の有酸素運動では筋肉へのストレスにより酸化・分解が起こりやすく、せっかく鍛えた筋肉が萎んでしまうからです。また長時間の有酸素運動と短時間の有酸素系運動(短時間の内に、全力に近い運動と不完全休養を繰り返すインターバルトレーニング等)を比べた時、エネルギー消費量はそこまで大差ないという研究結果もあります。長時間ダラダラ走るだけというのは無駄が大きいと言えると思います。


有酸素運動で身長は伸びるのか?

有酸素運動を行うメリットを簡単に挙げてみると、例えば「心臓の機能・細胞の機能を高める(負担は大きいが高強度ほど効果がある)」「筋持久力を高める(筋トレでも方法によっては筋持久力は高める事が可能)」「体温調節機能を高める(自律神経を鍛える・血流を促す)」「水分・ナトリウムを排出する(ただし老廃物の排出は微々たるもの)」「末梢にある毛細血管が細かく枝分かれする(細胞が酸素を求めるため)」「外で行う場合、体内でビタミンDが合成できる(紫外線を浴びる事で)」などがあります。

繰り返しになりますが、ただ長時間ダラダラと走り続けるだけだったり、運動量に食事や睡眠などが伴っていなかったり、というのは非常に良くありませんが、正しく目的を持って行えばメリットはたくさんあります。「身長を伸ばす効果がある」と言い切る事はできませんが、走るような運動であれば骨に刺激を与える事はできます。特に「血流を促す」事は末梢にある細胞の栄養状態を改善するために重要です。

ただし有酸素運動を外で行う場合、紫外線対策が必要です。前述のように紫外線を浴びる事では、カルシウムの吸収を促すビタミンDを合成できますが、紫外線は酸化ストレスを発生させ、細胞を劣化させます。ビタミンDの合成量には限界があるので、太陽光は浴びるだけ良いという訳ではありません。また有酸素運動に限らず運動では発汗を伴うので、適切な水分・ミネラル・ビタミンの摂取が重要です。怠れば乾燥・脱水・細胞の劣化などに繋がる事があります。

そして前述のように、運動量に対して食事や睡眠などが伴っていなければ肉体はただ消耗するだけです。それは身長の伸びに悪影響を及ぼします。身長を伸ばすためには運動が必要ですが、それなりに管理は必要です。


参考記事一覧

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