セロトニンというホルモンについて

ここでは情緒や睡眠などに関わるとされる「セロトニン」というホルモンについて私なりに考えた事を書いています。尚、セロトニンについては別ブログ「体質を改善したい人のための知識集」にある『「豆知識集23」セロトニンとメラトニン』にもまとめているのでそちらもご覧下さい。またメラトニンについては当ブログ内のこちらの記事も合わせてご覧下さい→メラトニンというホルモンについて


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セロトニンの役割

セロトニンは神経伝達に関わるホルモンの一種で、心身を覚醒(目を覚まさせる)させる作用があると言われています。これにより単純に「やる気」が向上します。またセロトニンは体内時計のような役割も果たしており、太陽の光が降り注ぐ昼間に分泌される事で活動力の源になります。一方、セロトニンは睡眠中に分泌される「メラトニン」の材料になります。そのため昼間にセロトニンを分泌させる事がメラトニンの分泌に繋がり、それは深い睡眠にも繋がっていきます。更にセロトニンはノルアドレナリンやドーパミンなどの感情に関わるホルモンをコントロールする役割もあり、それによって精神を安定化させる作用があると言われています。


セロトニンを増やすには

前述のようにセロトニンは太陽光の影響を受けています。よって昼間の内に太陽の光を浴びる事で分泌を促す事ができます。逆に言うと、夜〜睡眠にかけては分泌量を抑えるために暗くしていく必要があるという事です。またセロトニンには心身を活性化させる作用の他、感情をコントロールする役割などもあるので、昼間の活発な身体活動がその分泌に繋がります。単純に「楽しい事」をし、脳や体を動かしましょう。そしてセロトニンには体内時計のような役割もあるので、分泌させるには生活習慣に一定のリズムが必要です。この一定のリズムとは「活動と休息のメリハリ」の事であり、動くべき時は動く、休むべき時は休むようにします。特に毎日の寝る時間や起きる時間がバラバラにならないように注意しましょう。


セロトニンの材料となるトリプトファン

セロトニンは「トリプトファン」というアミノ酸から作られています。トリプトファンは必須アミノ酸と言って、体内だけでは合成する事ができない基本的なアミノ酸の一種です。そのため人間が健康に生きる上で必要不可欠な栄養素の一つであり、常に食事から摂取し続けなければなりません。

このトリプトファンですが、食品では肉・魚・卵・乳のような動物性の食品に多く含まれる他、穀類・大豆・ナッツのような植物性の食品にも含まれています。つまり「蛋白質を豊富に含む食品」ほどトリプトファンは多く含まれているので、例えばダイエット、アレルギー、好き嫌いなどによってそれらの食品を食べる量や頻度が減ると、トリプトファンが不足→セロトニンが不足→メラトニンが不足と繋がる事があります。特にメラトニンは性成熟を抑制し、思春期を遅らせる作用があると言われています。これにより身長を伸ばす事のできる期間を延長する事ができれば、最終的な身長の結果も改善される可能性があるので、トリプトファンの不足は避けなければなりません。それらの食品を意識的に食べるか、アレルギーなどで食べるのが難しい人は以下のようなサプリメントなどで補給すると良いかもしれません。


Source Naturals 5-HTP 50mg(オオサカ堂商品リンク)

セロトニンの材料になる5-HTP(ヒドロキシトリプトファン:これはトリプトファンが代謝される過程で作られる物質)のサプリメントです。摂取方法としては起床直後や間食など空腹時に50〜100mgずつを小分けにして摂取するのが良いと思われます。尚、トリプトファンはまずセロトニンの材料になるので寝る前の摂取はオススメしません。また一説にはセロトニンが増えると不要な疲労感に繋がるとも言われているので、運動前の摂取もあまりオススメしません。更にトリプトファンを過剰摂取すると、逆にホルモンバランスを崩したり、腸内環境に影響を与える事で下痢になる事もあるので、実際の摂取量は各自調節が必要です。

腸内に多く存在するセロトニン

セロトニンは腸内に多く存在しています。残念ながら脳と腸でセロトニンが行き来する事はないとされているので、脳内で分泌されるセロトニンが腸に影響を与える事はありませんし、逆に腸内のセロトニンが脳に影響を与える事はありません。しかし実は腸内に存在するセロトニンの量は脳内で分泌される量よりも遥かに多く、人体に存在するセロトニンの9割は腸内に存在すると言われています(脳内は1割以下)。特に腸内のセロトニンは腸内環境によってその量が変動し、セロトニンが過剰になると水分量が多くなって下痢に、極端に減ると水分量が減って便秘になる事があります。一説にはこれが「IBS(過敏性腸症候群の事。感情の変動により腸の調子が狂う症状)」の原因とも言われています。

ここで重要な事は「腸に良いとされるものをただ食べるだけでは腸内環境は改善できない」という事です。食物繊維や発酵食品などを意識的に摂取する人は多いですが、食習慣だけで腸内環境を改善できたら誰も苦労しません。腸内環境には食習慣以外の様々な要素が関係しており、生活習慣全体の見直し(特にストレスコントロール)が必要です。尚、腸内細菌はビタミンB群やビタミンKを作る事ができます。よって実は腸内環境を整える事が、結果として身長の伸びにも繋がっている可能性があるのです。できるだけ早い時期に改善しておく必要があるでしょう。


参考記事一覧

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