筋肉の収縮様式について

運動を行う際には筋肉を収縮させて骨を引っ張る事で関節を動かす事ができますが、その際の筋肉の収縮には様々な種類があると言われています。それが「アイソメトリック・コントラクション(等尺性収縮)」「アイソトニック・コントラクション(等張性収縮)」「アイソキネティック・コントラクション(等速性収縮)」です。この内、「アイソトニック・コントラクション(等張性収縮)」は「コンセントリック・コントラクション(短縮性収縮)」と「エキセントリック・コントラクション(伸長性収縮)」に分かれています。この記事ではこれら筋肉の収縮様式について簡単に説明しています。尚、詳細については別ブログ「体質を改善するための知識集」にある『「筋トレ論2」筋肉の収縮様式』にまとめているのでそちらをご覧下さい。


★アイソメトリック・コントラクション(等尺性収縮)とは

例えば部屋の壁を腕で押す場合、当然腕の力だけではその壁を動かす事はできませんが、壁を押そうとしている事で腕の筋肉は力を発揮し収縮していますよね。そのように筋肉は「骨や関節には動きは伴わないが、筋肉は力を発揮して収縮している」ような収縮も可能であり、そのような筋肉の収縮の事を特に「アイソメトリック・コントラクション(等尺性収縮)」と言います。他の分かりやすい例を挙げれば、空気椅子をしている時の太ももの筋肉がこのアイソメトリックです。

★アイソトニック・コントラクション(等張性収縮)とは

例えば肘を伸ばした状態から力強く肘を曲げる時、最初の肘を伸ばした状態では腕の筋肉(上腕二頭筋)は脱力して伸ばされていますが、そこから肘を曲げていくと腕の筋肉(上腕二頭筋)が縮んでそこが盛り上がり、それが力コブになります。つまり肘を曲げると上腕二頭筋が大きく縮んで筋肉の長さが変わる訳です。そのような筋肉の収縮の事を「アイソトニック・コントラクション(等張性収縮)」と言います。尚、前述のようにこのアイソトニックは「コンセントリック・コントラクション(短縮性収縮)」と「エキセントリック・コントラクション(伸長性収縮)」の2つに分かれます。

●コンセントリック・コントラクション(短縮性収縮)とは

コンセントリック・コントラクション(短縮性収縮)は、そのように筋肉を収縮する際に力を発揮するような筋肉の収縮の事を言います。よって筋肉の収縮の中では最も基本的な収縮と言えるでしょう。尚、筋力トレーニングではそうして筋肉を収縮する際に負荷をかけて行います。

●エキセントリック・コントラクション(伸長性収縮)とは

例えば右肘を曲げた状態になり、左手で右手首を掴んで、その左手で右肘を伸ばすように強く押します。その時の右腕は左手の力にできるだけ抵抗しますが、左手によって右肘が少しずつ伸ばされるように力を調節します。すると右腕の上腕二頭筋(力こぶ)は収縮しながらも、結果として伸ばされるような形になりますよね。やや特殊ですが、そのように筋肉が伸ばされながら力を発揮するような筋肉の収縮の事を「エキセントリック・コントラクション(伸長性収縮)」と言います。

★アイソキネティック・コントラクション(等速性収縮)とは

「アイソキネティック・コントラクション(等速性収縮)」は、「筋肉の収縮及び伸展を行う際の速度が常に一定」な筋肉の収縮の事を言います。これは人間の意識として「同じ速度で行う運動」を含む事もありますが、厳密に同じ速度で筋肉の収縮や伸展を繰り返すためには、一定以上の速度では動かす事ができないような機能を持つ特別な機器が必要になります。


★単に「運動」と言っても様々な種類がある

何故今回「筋肉の収縮様式」を説明したのかというと、一口に「運動をする」と言っても様々な種類の運動があるという事を知ってほしかったからです。身長を伸ばすためには多種多様な運動が必要であり、単純な同じ動作を繰り返すだけの運動ではいずれ体が慣れてしまいます。今まで使った事がないような筋肉に刺激を与え、またその筋肉の収縮の仕方を変える事で、脳や体に新しい刺激を与えるようにしましょう。そのためにはこの記事にあるような「筋肉の使い方」を覚えて変化をつける事も必要です。

尚、筋力トレーニング(筋トレ)を行って筋肉にストレスを与えると、そのストレスに耐える事ができるよう筋肉が大きくなります。そうして筋肉が大きくなる際には成長ホルモンが分泌され、身長の伸びにも良い影響を与えるはずです。ただし基本的に筋トレは特定の筋肉だけに負荷を与えて行う運動です。骨に刺激を与えるためには、ジャンプ運動のように骨に対して縦に刺激が加わるような全身運動が必要になります。また成長ホルモンの分泌に良い筋トレも、効率良く筋肉を大きくするためにはエネルギー・栄養素が必要です。エネルギー・栄養素が不足している状態でハードなトレーニングを行っても、効率良く筋肉を大きくする事ができないどころか逆に萎んでしまい、身長を伸ばすために必要なエネルギー・栄養素も足りなくなる事があります。激しい運動を行うなら睡眠は無論、食習慣の改善が必須です。



参考記事一覧

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